2024年前期 社寺の魅力 その信仰と祭礼
社寺の魅力 その信仰と祭礼
白鷹禄水苑文化アカデミー 2024年度前期
京都を中心とする近畿圏には、には全国各地の有名系列神社の総本宮や、個性的かつ大きな社寺が幾つもあります。その創建の伝承には、歴史や地理、風土が色濃く反映しています。また各社では祭礼をはじめ季節を彩る歳時記や風習など、興味深い無形文化財や伝統芸能なども根付いています。そんな名だたる社寺と信仰についてご案内します。
座学でしっかりと学習をするとともに、実際にその現地も訪れることのできる、充実のカリキュラムです。
*白鷹禄水苑での座学講座にて現地講座で訪れる社寺について詳しい解説を受けます。座学講座と現地講座のセットが前期・後期に各3セット、一年に合わせて6セット、12講座となります。一回ずつのご参加も可能です。
講師
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小嶋 一郎
(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
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日時
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第4金曜 15:00~16:30(座学)
*但し、10月は11日、12月は14日(土)
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会場
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白鷹禄水苑2階宮水ホール
(エレベーター有り)
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受講料
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受講料 受講方法によって異なります
・前後期いずれか6回受講 14,700円 *半期(6回)ごとの更新
・座学+現地講座のセット受講(A・B・C・D・E・F) 各5,000円
・1回ずつの受講 【現地講座】 3,300円 【座学講座】 2,700円
※いずれも資料費込・現地講座は保険料込
※現地講座の交通費・拝観料など、諸経費は実費となります。
※現地講座の行程や実費経費、集合場所・時間等の詳細は開催日の約一カ月に参加者にご連絡いたします。
※現地講座は天候により、日程や訪問先を変更することもございますので、予めご了承ください。
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【お申込み選択】
※半期全コース選択、座学+現地セットのA~E選択、1講座選択とお申込みの幅を広めております。
A①
4/26(金)
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①【現地講座】
「牡丹が咲く長谷寺」 13:30~16:45頃
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B④
7/19(金)
*変更となりました。
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④【現地講座】
「観蓮の法金剛院と妙心寺法堂」10:00~12:30頃
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C⑥
9/27(金)
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⑥【現地講座】
「秋桜揺れる藤原宮跡と大和三山」13:30~16:30頃
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D⑦
10/211(金)
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⑦【座学講座】
「源融と別業」
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D⑧
11/22(金)
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⑧【現地講座】
「源融を偲ぶ渉成園」13:00~16:30頃
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E⑨
12/14(土)
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⑨【現地講座】
「討入り髣髴!山科義士祭」13:00~16:30頃
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E⑩
1/24(金)
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⑩【座学講座】
「赤穂義士ゆかりの社寺」
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F⑪
2/28(金)
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⑪【座学講座】
「脇坂安治と龍野神社」
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F⑫
3/28(金)
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⑫【現地講座】
「童謡『赤とんぼ』の里たつの城下町(本竜野)」13:30~16:45
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【小嶋 一郎】
(京都産業大学 日本文化研究所 上席特別客員研究員)
昭和37年尼崎市生まれ、大阪育ち。同志社大学在学中に「歴史美術研究会」に所属。非公開寺院等で仏像・古建築・庭園・絵画など文化財を拝観客に案内。
京都市内のホテル・京都府庁に勤務した後、財団法人京都古文化保存協会に勤務、また平成18年から京都産業大学日本文化研究所客員研究員となる。 現在上席特別客員研究員。平成24年より京都市認定京都観光おもてなし大使。
著書に「もっと京都がわかる 250問」(淡交社刊)他。
(1)お申し込みフォームより、事前に禄水苑までお申し込みいただき、受講料、(および非会員の方は入会金)のお振込みあるいは禄水苑カウンターにて直接お支払いください。尚、
受講日一週間前までにお支払いいただきますよう、お願いいたします。
お申し込み ≫
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(2)白鷹禄水苑文化アカデミーは会員制です。会員以外で受講ご希望の方は、別途入会金3,000円(3年間有効)をご入金いただきます。申し込みフォームでは「アカデミー会員に入会を希望する」をお選びください。
(3)原則として、
ご入金後のご返金はいたしかねます。
(4)御欠席の場合は振り替え受講が可能です。詳細はお問い合わせください。
(5)初めて受講座れる方は、一回に限り体験受講していただくことが可能です。
ご希望の際はメッセージ欄に「体験受講希望」とご記入ください。 引き続き受講を希望される場合、アカデミー会員に入会の上、ご希望の回の受講料をお支払いください。
■禄水苑文化アカデミーの講座は十分な感染症対策を講じた上で開講いたします。
詳細は「禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」をご覧ください。
会員についてはこちら>>
入会・受講のご案内
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2024年度前期 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」4/14【現地講座】
「鞍馬天狗」の舞台、鞍馬寺と雲珠桜
【現地講座】
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡に一年を通じて訪ねる「能のふるさと逍遥」。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。
4月は「鞍馬天狗」の舞台を訪ねます。
4/14(日)
「鞍馬天狗」の舞台、鞍馬寺と雲珠桜
お話・演奏 久田舜一郎(大倉流小鼓方)
演奏 久田陽春子(大倉流小鼓方)
仏門に学んでいた牛若丸が天狗の僧正坊に出会ったのは、花の盛りの鞍馬寺であった。源義経の幼年期、鞍馬寺に預けられた不遇の時代に天狗に兵法を習ったという有名なエピソードを主題としたのが、能「鞍馬天狗」である。「鞍馬の山の雲珠桜(うずざくら)」と謡われる、山の緑に映える桜の見頃に義経ゆかりの地を訪ねる。
【行程】(予定)
9:40 叡山電鉄 鞍馬駅 改札口集合
*集合時に入山料・ケーブル代(片道)・志納料・食事代あわせてお一人5000円を徴収させていただきますので、釣り銭のないようご用意いただければ幸いです。
9:45 鞍馬寺山門(ケーブル山門駅)へ移動
山門 明治44年の再建。左側の扉は、 寿永の頃(1182~4)のもの。両側に立つ仁王尊像は運慶の嫡男、湛慶作と伝承。浄域への結界。
鉄道普明殿(ケーブル山門駅)からケーブルケーブルカー(10:00発)に乗って多宝塔駅へ。(2分)
多宝塔駅から参道を進み本殿へ。(徒歩10分)
鞍馬寺
鑑真和上の高弟、鑑禎上人が宝亀元年(770)にこの地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始といわれる。現在は千手観音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊が三位一体となった「尊天」を本尊とする「鞍馬弘教」の総本山。紫式部の『源氏物語』に登場する光源氏と若紫の出会いの場「北山のなにがし寺」の描写は、鞍馬寺の風景をリアルに描写したものといわれる。
源義経(幼名:牛若丸)は7歳の頃に鞍馬寺に入山し、ここで兵法修行したと伝えられていることでも有名で、16歳の頃に鞍馬寺を出て奥州平泉に下ったといわれている。山内には義経ゆかりの遺跡も多くみられる。
10:15 本殿 本殿からは比叡山を望む素晴らしい景色が見渡せます。
*お寺の方にご由緒や義経にまつわる伝説についてお話をうかがいます。
10:40 特別に本殿にて「鞍馬天狗」の奉納演奏をお聴きします。
11:05 義経ゆかりの史跡をたどり、奥之院参道を牛若丸が鞍馬天狗に毎夜剣術兵法を習ったとされる「僧正ガ谷不動堂」まで行く
奥之院参道 ~僧正ガ谷まで~
息つぎの水
牛若丸が天狗に兵法を習うために深夜独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだ場所とされる。
背比べ石
平家が父の仇であることを知った牛若は奥州平泉の藤原秀衡を頼って鞍馬寺を出奔する。その際、名残を惜しんで、この石と背比べをしたと伝承される。
木の根道
根が地表面でアラベスク模様を描くのは、この辺り一帯の砂岩が、灼熱のマグマの貫入によって硬化したために根が地下に伸びることが出来なかったため。牛若も「木の根道」で兵法修行をしたと伝えられる。
義経堂
奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、懐かしい鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝えられ、遮那王尊として祀られている。この辺りが、牛若が天狗に兵法を習った「僧正ガ谷」とされる。
不動堂
伝教大師、最澄が天台宗立教の悲願に燃え、一刀三礼を尽くし刻んだ不動明王が奉安されている。
大杉権現社(復路)
この辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所として知られている。
12:00 本殿前に戻り、徒歩で九十九折参道を行き、仁王門へ下ります。(通常徒歩約15分)
舗装されたなだらかな下り坂。平安時代、清少納言が 「遠きて近きもの、くらまのつづらをりといふ道」 と綴ったことで有名。
義経公供養塔
「東光坊跡」ともいわれ、牛若丸が7歳から約10年間住んでいた場所とされる。牛若丸はここから僧正ガ谷まで毎夜兵法の修行に通っていたとされる。
由岐神社
祭神の「靫明神」は、天慶三年(94)天慶の乱が起きたので朱雀天皇の勅により、鞍馬寺に遷宮し、北方鎮を仰せつかった鎮守社です。鞍馬の火祭は、そのときに里人がかがり火を持って神霊を迎えたことによるものだと伝承され、当社の例祭として催行される。
12:30 山門前の料理旅館「くら満荘」 鞍馬川のほとりにたたずむ料理に定評のある旅館。
*一息ついてお座敷(貸し切り・椅子席)でゆっくりと先生のお話をうかがいます。
13:30 お食事
15:00頃 鞍馬駅にて解散
現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
講師
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久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田陽春子 (大倉流小鼓方)
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参加費
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一般 3,400円 アカデミー会員 3,000円
*公共交通機関交通費・食事代・拝観志納料別途
*正式参拝や、拝殿や本殿における奉納演奏を特別にご許可いただい場合、社寺にお納めする初穂料・志納料などを当日徴収させていただきます。あらかじめご了承ください。
*お食事は当方で手配させていただきます。(約3000円)
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定員
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18名
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行程
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叡山電鉄「鞍馬駅」改札集合(9:50)―鞍馬寺
-くら満荘(昼食)―「鞍馬駅」(15:00頃)解散
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企画
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白鷹禄水苑
*白鷹禄水苑よりスタッフが引率同行させていただきます。
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実施
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白鷹禄水苑
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10/7(土)
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「烏帽子折」の舞台、湖東・鏡の里に義経伝説を訪ねる
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現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
【行程】
8:50 JR 京都駅 西口改札 集合
*集合時に、鏡神社での正式参拝の初穂料おひとり様1200円(予定)を徴収させていただきます。釣銭の無いよう、ご用意ください。
9:10 貸し切りバスで出発 車中にて久田先生のご講義をうかがいます
10:20 平家終焉の地(平宗盛胴塚)
1185年3月24日壇ノ浦合戦で敗れた平家一門のうち、建礼門院、平宗盛父子、清盛の妻の兄平時忠らは捕らえられた。宗盛父子は源義経に連れられ鎌倉に向かったが、兄の頼朝は勝手に官位をもらった者は、鎌倉に入ってはならないと命令を出し、義経は仕方なく腰越から京に引き返す。その途中、京まであと一日の、ここ篠原の地で義経は都に首を持ち帰るため、平家最後の総大将宗盛とその子清宗を処刑した。義経のせめてもの配慮で父子の胴は一つの穴に埋められ塚が建てられた。塚の前には池がありこの池で父子の首を洗ったといわれ「首洗い池」、またあまりにも哀れで蛙が鳴かなくなった事から「蛙なかずの池」とも呼ばれている。義経は、元服後も何度か「鏡の宿」に立ち寄っているが、その日は義経自ら元服した「鏡の宿」を血で穢(けが)すのを避けてわざと通り過ぎたと伝えられている。ちなみに、宗盛は、「熊野」のワキとして登場している。
*ここからは中山道沿いを行く
源義経元服池 *バスは道の駅竜王かがみの里駐車場へ
鏡神社より西側へ130mのところに池があり、そばに石碑が建っている。これが義経の「元服池」とよばれている池で、義経はこの池の水を元服の時に使ったといわれている。
10:45 鏡神社
南北朝時代の建築で「日本書紀」にも記されている朝鮮半島の新羅から陶製技術を伝えた天日槍(あめのひぼこ)を祀る神社。本殿は三間社流造りの、こけら葺で国の重要文化財に指定されている。
牛若丸は16歳で自らが鳥帽子親となって名を源九郎義経と名乗り、源氏の祖である新羅大明神と同じ天日槍を祀る鏡神社へ参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願した。鏡神社の参道には義経が参拝したときに松の枝に鳥帽子をかけたとされる鳥帽子掛けの松がある。明治6年台風で倒れたため株上2.7mを残し石垣上に仮屋根をして保存されている。境内には元服後の義経を祀る境内社「八幡神社」があり、他の境内社と異なり京都の鞍馬の方角に向けられているのだという。
義経が元服したのが3月3日と伝えられていることから、毎年3月3日前後の日曜日に鏡神社で16歳以上の男女を対象に、「元服まつり」が開催される。
*宮司様に特別に神社のご由緒などをおうかがいします。
*正式参拝の後、久田先生の奉納演奏をお聴きします。
11:45 徒歩で周辺史跡へ (徒歩3分)
鏡の宿
鏡は平安末期より、鎌倉、室町時代までは宿場としての賑わいをみせていた。しかし江戸時代に入ると、「守山宿」と「武佐宿」の間の宿(あいのしゅく)となってしまい、宿場の指定から外されてしまう。しかしながら本陣、脇本陣も置かれ、特に紀州侯の定宿で、皇族、将軍家の御名代をはじめ多くの武士や旅人の休憩の宿場町としての役目を果たしてきた。
義経宿泊の館・白木屋跡 烏帽子屋五郎太夫の屋敷跡
鏡の宿本陣跡の東隣りが「源義経宿泊館跡」で現在は畑地となっており、中央に石碑が建てられている。
承安4年(1174)3月3日、源氏の御曹司牛若丸は京の鞍馬でひそかに源氏の再興を志していた。鞍馬をこっそり抜け出した牛若丸は兄頼朝を尋ねんと、奥州の金売り吉次と下総の深栖の三郎光重が子、陵助頼重(みささぎのすけよりしげ)を同伴して東下りの途中近江の「鏡の宿」に入り、時の長者「沢弥傳(さわやでん)」の屋敷に泊まります。その夜、稚児姿で見つかりやすいのを避けるために元服することを決意する。そこで地元「鏡」の烏帽子屋五郎大夫に源氏の左折れの烏帽子を作らせ、鏡池の石清水を用いて前髪を落とし元結の侍姿を池の水に映し元服、源九郎義経と名乗ったと伝えられる。
12:20 鏡の里を出発 老蘇の森へ
12:40 老蘇の森と奥石(おいそ)神社 近江八幡市安土町東老蘇1615
老蘇の森は、万葉の昔から歌に詠まれてきた「歌枕」としても名高い森で、近江八幡市の奥石神社の社叢林のこと。旧中山道沿いに大鳥居があり、参道は杉の大木を中心とした厳かな雰囲気の鎮守の森に入り、さらに進むと豪壮で優美な拝殿と本殿が現れる。本殿は天正9年織田信長が家臣柴田家久(勝家の一族)に命じて造営せしめたもので 国指定重要文化財である。三間社流造で、桧皮葺の豪華の中に優美な落ち着きを持った建造物である。
今から約2300年前 孝霊天皇の御世に石辺大連(いしべのおおむらじ)という人が神の助けを得て松、杉、檜などの苗木を植え祈願したところ、たちまち生い茂り大森林になったと伝えられている。後にこの石辺大連は100数拾才迄生きながられたので人呼んで「老蘇」(老が蘇る)といい、この森を「老蘇の森」と呼ぶようになった。
平安時代には既に広く人々に知られており歌所として和歌や紀行文あるいは謡曲にも詠まれ多くの旅人が足を留めた。 またホトトギスの名所としても知られ、老蘇の森と郭公や思い出を掛けて詠んだ歌も多い。
『盛久』には、「衰えへは老蘇の森を過ぐるや美濃尾張」とある。
13:15食事処へ出発
13:30 近江牛・近江肉 こま吉 近江八幡市鷹飼町南3-2-3
きめ細かく柔らかな肉質の近江牛と近江三元豚の塊肉を贅沢に食べ比べできる特別焼肉ランチをご用意しました。15:00 出発
16:30 京都着
8:50
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JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
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9:00
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貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
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10:45
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得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
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11:15
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中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
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11:45
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出発
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12:00
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有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
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②11/25(土)
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美濃国・野上の宿に「班女」の主人公、花子を訪ねる
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美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
③3/9(土)
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「松山天狗」の舞台、讃岐国に崇徳院ゆかりの地を訪ねる
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西行法師が、保元の乱で敗れて配流地、讃岐国松山で崩御した崇徳上皇を弔うため、その御陵を訪ねるところから始まるのが能「松山天狗」である。金剛流のみの現行曲だが、平成6年、観世流でも復曲上演され、以後回を重ねている。四国第八十一番霊場、崇徳院菩提寺でもある白峯寺にその御陵を訪ね、歌を愛した院を偲ぶと共に、瀬戸内海の雄大な景色を望みながら瀬戸内の春を愉しむ。
*JR三ノ宮駅発の貸し切りバスを利用
久田舜一郎(大倉流小鼓)
1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。
参加お申し込み
■事前に下記申し込みフォームより禄水苑までお申し込み後、二週間以内に受講料のお支払いをお願いします。
お振込み先
三菱UFJ銀行 西宮支店 普通5065562 ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
*ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
*ご欠席の場合、他講座への振り替え受講のみ可能です。同講座への振り替えは不可ですのであらかじめご了承ください。
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。上記期日内のご入金が確認できず、お申込者とご連絡がつかなかった場合、ご予約いただいていてもキャンセル扱いとさせていただきますので、ご了承ください。バス等の予約手配の都合上、ご理解賜りますようお願いいたします。
(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
(3) ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り、同年度内の他講座(同講座については下記参照)への振り替えが可能です。
(4) 開催日から数えて30日を切ってのキャンセルについては、同講座への振り替えができませんのでご注意ください。それ以前にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、同年度内の空席のある同講座への振り替えも可能です。
*おおむね8:00~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。行程詳細は開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
*車中でも、先生の詳しいご講義があります。
*訪れる寺社において特別に講師による奉納演奏や正式参拝をご許可いただくだく場合があります。その場合、志納料、初穂料として、事前にお支払いいただいてる旅行代金とは別途当日集合時に参加者から1000~1200円程度徴収させていただきますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、お願いいたします。
*先生方を囲んでのお食事(3500円前後)は当方で手配します。
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2024年度「山田錦」の田植え・稲刈り体験講座
酒米の王者
「山田錦」の田植え・稲刈り体験講座
《現地講座・日帰りバスツアー》
白鷹の酒造りに欠かせない酒米「山田錦」の田植えと稲刈りを白鷹契約栽培農家にて体験していただく現地講座です。受講生は、日本酒についての基礎を学ぶ座学2回と酒造期間中の2月のの酒蔵見学にも自由にご参加いただけますので、一年を通じて日本酒について詳しく学ぶことができます。
田植え、稲刈りは白鷹と100年以上の酒米の取引がある兵庫県吉川町の農家のご協力を得て行います。作業の後は現地の方との交流の場を設け、直接お話をおうかがいします。白鷹を支える農家の方々と交流を深めることができるのも、この講座ならではの貴重な体験です。
*今期より本講座は下記の通りの運営となり、お申込先は(株)アローズとなります。
企画:白鷹禄水苑
旅行実施:株式会社アローズ
(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
参加費
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一般 28,500円(14,250円×2) アカデミー会員 27,500円(13,750円×2)
*田植え・稲刈り二回分の往復バス代・懇親会費(飲食代を含む)込み。
*「杜氏に学ぶ日本酒事始め」全3回(下記)の参加費込。
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行程
田植え・稲刈り共通
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白鷹禄水苑集合(8:15)―吉川町体験田―昼食(市野瀬集会所)―白鷹禄水苑解散(16:00頃)
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最小催行人数
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14名 *満席や催行中止の場合もございますのでご了承ください。
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お申込み
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今期より本講座は下記の通りの運営となり、お申し込み先は(株)アローズとなります。
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企画
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白鷹禄水苑
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旅行企画・実施
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株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
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保護者が第18期日本酒文化アカデミーの受講生である場合に限り田植え・稲刈り・酒蔵見学のみ、限定枠で、お子様と伴に参加いただけます。ご希望の方は申込時にお申し出ください。
参加費(子供) : 9,000円)(田植・稲刈り・酒蔵見学の3回分)
※田植え・稲刈りのバスでの送迎・食事代を含む
●受講生一名に対して同伴いただけるお子様は一名です。
●小学校3年生以上、中学生以下のお子様のみ参加可能とさせていただきます。
●いずれも保護者欠席の場合、お子様のみの参加はできません。保護者として替わりの方のご参加は可能です。
●バスのお座席は保護者様とお隣同士でお願いいたします。
ご希望の方は、申込フォームのメッセージ欄に「子供参加希望」とお書きください。
6/15(土)
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田植え体験講座
場所:吉川町体験田(集合は禄水苑)
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酒米の王者「山田錦」の手植えによる田植えを体験! 現地の土と早苗に触れ、酒造りにとっての酒米の大切さを感じていただく貴重な体験です。
※天候により、ごく稀に行程が変更する場合があります。
「暮らしの展示室」を見学し、酒造りとともに職住近接型の生活を送っていたかつての蔵元の暮らしや文化的嗜好を通し、灘酒にまつわる伝統文化について考えます。
講師 辰馬朱滿子
10/19(土)
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稲刈り体験講座
場所:吉川町体験田(集合は禄水苑)
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たわわに実った山田錦の黄金色の稲穂を手刈りで刈っていただきます。秋晴れの空の下、清清しい一日をお過ごしください。
*天候や稲の育成状態により、ごくまれに予定を変更する場合があります
お申込先
株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
京都市中京区蛸薬師通高倉西入ル泉正寺町334 日昇ビル3階
075-256-8411(10:00~17:30 土日祝休)
*旅行条件はアローズ旅行約款によります。
*お申込み・お支払いについては上記にお問合せください。
*お申込みいただいたお客様のご連絡先等の個人情報は、講座企画・添乗引率を行う白鷹禄水苑と実施者である(株)アローズが共有させていただきます。(白鷹禄水苑ではお客様の情報を、当日の受付時及び今後の企画のご案内のみに使用させていただきます)
■その他のお申込み方法:下記の申し込みフォームから、白鷹禄水苑経由でもお申込みいただけます。
*白鷹禄水苑では、お電話・FAX・メールでのお申込みは承っておりません。
*お客様からいただいたお申込み情報はそのまま「アローズ」へ転送させていただきます。その他詳細は上記と同様となりますのであらかじめご了承ください。
定員がございますので、ご参加の場合は必ず事前に白鷹禄水苑まで直接お申込みください。
*申し込み多数の場合、「田植え・稲刈り体験講座」お申込みの方を優先させていただきますのでご了承ください。
受講料
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田植え・稲刈り体験講座受講生:無料 一般:各1,500円
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時間
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15:30~17:00
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講師
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白鷹杜氏 東城綱久
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お申込み
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定員がございますので、事前に必ず白鷹禄水苑まで直接お申込みください。
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その他
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いずれも唎酒付き
*20歳未満の方及びお車でご来場の方にはお酒をご提供しません。
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4/13(土)
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1 そもそも日本酒とは?
場所:禄水苑宮水ホール
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日本酒の種類や名称、造りによっての味わいの違いなど、日頃の日本酒についての疑問にお答えします。まずは、日本酒入門編からスタート。
5/11(日)
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2 水・米・技 そして灘の酒
場所:白鷹禄水苑
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酒造りのプロセスや、灘酒の味わいに欠かせない「宮水」と酒米、特に「山田錦」についてのお話。日本酒通になる第一歩の始まり。
2025年
2/9(日)
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3 寒造りの酒蔵見学
場所:白鷹本蔵 (集合は禄水苑)
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酒造りの最盛期に麹・もと・造りの現場を見学。一般の酒蔵見学ではご覧いただけない行程もふくめ、実際に造りに従事する杜氏が詳しくご説明します。寒造りのしぼりたて新酒を味わう貴重な体験も!
締めくくりは、田植え、稲刈りで一緒に汗を流した仲間との、しぼりたて新酒を囲んでの懇親会。一年の勉強の成果?を試すきき酒ゲームもありますのでお楽しみに!
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
【以下にご注意ください】
1、お申し込み後、お申し込み受付日を含めて二週間以内のご入金をお願いいたしております。ご入金をもって正式のお申し込み受付完了とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
2、期日内のご入金が確認できず、お客様とご連絡がつかなかった場合、勝手ながら自動的にキャンセル扱いとさせていただきますので、あらかじめご了承いただきますよう、お願いいたします。
3、ご入金後のご返金はできませんので、あらかじめご了承ください。 万が一ご欠席の場合、8回講座のうち3回までは他の方の振替受講が可能ですので、ご利用ください。
4、毎回きき酒をご用意いたしておりますので、お車でのご来苑はご遠慮ください。
20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
造り酒屋で「文化」としての日本酒を考える
日本酒文化サロン ー美禄春秋 折々の酒-
2024 年度 日本酒文化サロン
造り酒屋で「文化」としての日本酒を考える
美禄春秋 折々の酒
日本酒について、歴史、文化、暮らしの面からアプローチしようというサロン形式のレクチャーです。毎回のテーマにそった蔵元の話題提供の後、蔵出し限定酒の飲み比べをお愉しみいただく懇談の場を設けています。
今年度は折々の酒にまつわるテーマに沿ってお話してみたいと思います。
時間
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16:00~17:30
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場所
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白鷹禄水苑 宮水ホール
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回数
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全4回 一般 8,400円 アカデミー会員 7,200円
1回 一般 2,400円 アカデミー会員 2,100円
※毎回蔵BAR でご提供する「季節の飲み比べセット」を含みます。
※一回ずつでもご参加いただけます。
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お申し込み方法
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私達は古くから歳時記にあわせて日本酒を暮らしに取り入れてきました。四季折々、様々な味わいが楽しめる季節感豊かな日本酒を、歳時記とともに味わう風情をもう一度見直してみませんか?
6/16(日)
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2 伊勢神宮と御料酒 ―月次祭にちなんで-
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伊勢神宮で6月に催行される月次祭は10月の神嘗祭、12月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれ神宮で最も由緒正しき祭典です。月次祭の日にちなみ、ここで供えられる「御料酒」について、全国で唯一神宮に御料酒を奉納している白鷹の蔵元がお話します。
10/12(土)
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3 燗酒事始め -重陽の節供にちなんで-
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重陽(旧暦)を迎え、燗酒が恋しくなるこの季節。かつては重陽の節供から桃の節供までの間、酒は温めて飲むものとされていました。本来酒を温める習慣のなかった日本でなぜ燗酒が愛されるようになったのかを紐解きます。
2025年 2/2(日)
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4 新酒番船と西宮港 -立春にちなんで-
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江戸時代、新米で醸した新酒を江戸へ運ぶ一番乗りを競う樽廻船のレースがありました。幕末期には寒造りの新酒が蔵出しの時期を迎える早春に開催されたこの「新酒番船」レースの出発地になっていたのが西宮港です。西宮港の往時の賑わいを偲びます。
講師:川島智生(日本近代建築史博士)
京都華頂大学現代家政学研究所教授。広島県福山市鞆の醸造元に生まれ、日本の近代建築史が専門で、学校建築史で博士号取得。主な著作に、『近代神戸の小学校建築史』、『近代京都における小学校建築』、『近代大阪の小学校建築史』、『関西のモダニズム建築』、『民芸運動と建築』、『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』などがある。酒造建築に関する代表的な論文に「酒蔵の建築史-土蔵から酒造工場、四季醸造庫へ」『日事連』663号.日本建築士事務所協会連合会.2019年がある。雑誌『醸界春秋』に醸造家と建築の論考を30年間連載中で、現在までに178本の論考をまとめている。他に『酒文化』に論考を記す。
お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から
二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。
お申し込み ≫
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
【以下にご注意ください】
1、原則として、
ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)
3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。
20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。
■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について
・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・コロナ感染状況によりお席の間隔を空ける、アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じる場合がございます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2024年度前期 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」6/29
「氷室」の舞台、丹波国の古社に古式ゆかしき故事を訪ねる
【現地講座 日帰りバスツアー】
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡に一年を通じて訪ねる「能のふるさと逍遥」。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。
6月は「氷室」の舞台を訪ねます。
6/29(土)
「氷室」の舞台、丹波国の古社にゆかしき故事を訪ねる
お話・演奏 久田舜一郎(大倉流小鼓方)
演奏 久田陽春子(大倉流小鼓方)
昔、氷は貴重な品で、冬にできた氷は氷室で大切に蓄えられ、夏季には「氷(ひ)の物の供御(くご)」として天皇に献上されていた。「氷室」の舞台とされる氷室神社では、かつて宮廷に氷を献上していたことにちなみ、7月1日に「氷一日」と呼ぶ祭礼を今も行っている。日ごと暑さを増す折、ゆかしき故事を偲ぶ。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
【行程】(予定)
8:50 JR 京都駅 西口改札 集合
*集合時に幡日佐・氷室神社での正式参拝と奉納演奏につき玉串料1200円(予定)を徴収させていただきます。
9:10 八条西口よりバスで京都駅を出発
10:00 氷室神社 京都市北区西賀茂宮山
額田大中彦皇子(ぬかたおおなかつひこのおおじ)に氷を献上したと伝える稲置大山主神(いなぎおおやまぬし)を祀り、中世以降、代々宮中で使われる氷のことにたずさわった主水司を代々世襲した清原家が氷室や氷池の守護神として勧請したと伝えている。
拝殿は江戸時代初期、東福門院の寄進で小堀遠州が建てたとされる。簡素ながら屋根は唐破風と千鳥破風のこけら葺、桃山調の彫刻が施されている。神社から北西へ徒歩5分程度のところに氷室跡がある。氷室神社境内及び氷室跡として京都市指定・登録文化財。
*棚田の山裾にある平安京の氷の貯蔵所「氷室址」を見学(徒歩5分)
氷室址
氷室とは,天皇へ献上するための氷を氷池から採取した後に貯蔵しておく穴室のこと。『日本書紀』仁徳62年条にみえる氷室が文献による初見で、額田大中彦皇子が山城国闘鶏に狩りに出た際、山中で氷室を発見し、氷を天皇に献上したことが記載されている。平安京の造都にともなって六か所の氷室が作られたが、この地もその一つであり、『延喜式』に記載された栗栖野氷室にあたる。現在は約20m四方の窪地が三か所残っている。
10:40 出発
11:50 幡日佐・氷室(はたひさ・ひむろ)両神社 南丹市八木町氷所
和銅年間創建と伝わる古社。神吉にあった氷室神社を合祀したため、「幡日佐氷室両神社」とも呼ばれている。
かつて、当社裏の峠を越えた神吉下村(現・南丹市八木町神吉)には、朝廷の氷室(氷を貯蔵し夏に献上する場所)が設けられていたとされる。宮中では旧暦6月1日に氷を食べる「氷の朔日(ついたち)」と呼ばれる行事が行われていたが、ここで製造保存した氷が京都の仙洞御所に御所へ献上されていた。その地には「氷室大明神」が鎮座しており、その後その分祠を氷所に立てたのが当社の創建という。当初は、現境内の南方に位置する故宮(古宮)の地に営まれ、「氷所大明神」と称したという。
今でも毎年7月1日に氷献上の故事に由来する氷室祭が古式ゆかしく行なわれる。
*氏子総代の方に「氷室」の由来や、古式ゆかしい氷献上の歴史、神社のご由緒などについてお話をおうかがいし、参拝ののち、特別に拝殿にて奉納演奏をお聴きします。
12:50 美山町へ出発
京都府南丹市美山町には、約220年前(江戸時代)〜150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が多く残され、今も、50戸ある家屋のうち39棟が茅葺き屋根である。主屋は南向きに、由良川の流れに平行するように配置され、「北山型民家」と言われる民家の特徴は、間取りが田の字型、壁や戸が木造り、上げ庭と言われる土間であることだ。伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度が高く評価され、北集落は1993年12月8日に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
14:00 食事処 美山町自然文化村 河鹿荘
日本の原風景が広がる美山の清流・由良川沿いに立地する宿泊施設。
お食事は、移築した茅葺屋根の民家を一棟貸し切りでおとりいただきます。4部屋が田の字型に配置された、いろりのある昔ながらの家屋の雰囲気の中、楽しいひと時をお過ごしください。
*お料理は美山ならではの鹿肉を使った「もみじ御前」か、美山のブランド鶏「京地鶏」を使った「京地鶏御前」からお選びいただきます。
15:15 出発 車中から茅葺の里・北村の集落を眺め京都駅へ
17:00 頃 京都着
現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
講師
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久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田陽春子 (大倉流小鼓方)
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参加費
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一 般13,900 円 アカデミー会員 13,500 円
*受講料・往復バス代(ケイルック)・昼食代を含む
*正式参拝や、拝殿や本殿における奉納演奏を特別にご許可いただい場合、社寺にお納めする初穂料・志納料など(約1000円~1200円)を旅行代金とは別に当日徴収させていただきます。あらかじめご了承ください。
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最小催行人数
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14名
*満席や催行中止の場合もございますのであらかじめご了承ください。
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行程
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JR「京都」西口改札集合(8:50)―氷室神社
―幡日佐・氷室両神社-河鹿荘(食事)-京都駅(17:00頃)
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企画
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白鷹禄水苑
*白鷹禄水苑よりスタッフが引率同行させていただきます。
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旅行企画・実施
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株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
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10/7(土)
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「烏帽子折」の舞台、湖東・鏡の里に義経伝説を訪ねる
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現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
【行程】
8:50 JR 京都駅 西口改札 集合
*集合時に、鏡神社での正式参拝の初穂料おひとり様1200円を徴収させていただきます。釣銭の無いよう、ご用意ください。
9:10 貸し切りバスで出発 車中にて久田先生のご講義をうかがいます
10:20 平家終焉の地(平宗盛胴塚)
1185年3月24日壇ノ浦合戦で敗れた平家一門のうち、建礼門院、平宗盛父子、清盛の妻の兄平時忠らは捕らえられた。宗盛父子は源義経に連れられ鎌倉に向かったが、兄の頼朝は勝手に官位をもらった者は、鎌倉に入ってはならないと命令を出し、義経は仕方なく腰越から京に引き返す。その途中、京まであと一日の、ここ篠原の地で義経は都に首を持ち帰るため、平家最後の総大将宗盛とその子清宗を処刑した。義経のせめてもの配慮で父子の胴は一つの穴に埋められ塚が建てられた。塚の前には池がありこの池で父子の首を洗ったといわれ「首洗い池」、またあまりにも哀れで蛙が鳴かなくなった事から「蛙なかずの池」とも呼ばれている。義経は、元服後も何度か「鏡の宿」に立ち寄っているが、その日は義経自ら元服した「鏡の宿」を血で穢(けが)すのを避けてわざと通り過ぎたと伝えられている。ちなみに、宗盛は、「熊野」のワキとして登場している。
*ここからは中山道沿いを行く
源義経元服池 *バスは道の駅竜王かがみの里駐車場へ
鏡神社より西側へ130mのところに池があり、そばに石碑が建っている。これが義経の「元服池」とよばれている池で、義経はこの池の水を元服の時に使ったといわれている。
10:45 鏡神社
南北朝時代の建築で「日本書紀」にも記されている朝鮮半島の新羅から陶製技術を伝えた天日槍(あめのひぼこ)を祀る神社。本殿は三間社流造りの、こけら葺で国の重要文化財に指定されている。
牛若丸は16歳で自らが鳥帽子親となって名を源九郎義経と名乗り、源氏の祖である新羅大明神と同じ天日槍を祀る鏡神社へ参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願した。鏡神社の参道には義経が参拝したときに松の枝に鳥帽子をかけたとされる鳥帽子掛けの松がある。明治6年台風で倒れたため株上2.7mを残し石垣上に仮屋根をして保存されている。境内には元服後の義経を祀る境内社「八幡神社」があり、他の境内社と異なり京都の鞍馬の方角に向けられているのだという。
義経が元服したのが3月3日と伝えられていることから、毎年3月3日前後の日曜日に鏡神社で16歳以上の男女を対象に、「元服まつり」が開催される。
*宮司様に特別に神社のご由緒などをおうかがいします。
*正式参拝の後、久田先生の奉納演奏をお聴きします。
11:45 徒歩で周辺史跡へ (徒歩3分)
鏡の宿
鏡は平安末期より、鎌倉、室町時代までは宿場としての賑わいをみせていた。しかし江戸時代に入ると、「守山宿」と「武佐宿」の間の宿(あいのしゅく)となってしまい、宿場の指定から外されてしまう。しかしながら本陣、脇本陣も置かれ、特に紀州侯の定宿で、皇族、将軍家の御名代をはじめ多くの武士や旅人の休憩の宿場町としての役目を果たしてきた。
義経宿泊の館・白木屋跡 烏帽子屋五郎太夫の屋敷跡
鏡の宿本陣跡の東隣りが「源義経宿泊館跡」で現在は畑地となっており、中央に石碑が建てられている。
承安4年(1174)3月3日、源氏の御曹司牛若丸は京の鞍馬でひそかに源氏の再興を志していた。鞍馬をこっそり抜け出した牛若丸は兄頼朝を尋ねんと、奥州の金売り吉次と下総の深栖の三郎光重が子、陵助頼重(みささぎのすけよりしげ)を同伴して東下りの途中近江の「鏡の宿」に入り、時の長者「沢弥傳(さわやでん)」の屋敷に泊まります。その夜、稚児姿で見つかりやすいのを避けるために元服することを決意する。そこで地元「鏡」の烏帽子屋五郎大夫に源氏の左折れの烏帽子を作らせ、鏡池の石清水を用いて前髪を落とし元結の侍姿を池の水に映し元服、源九郎義経と名乗ったと伝えられる。
12:20 鏡の里を出発 老蘇の森へ
12:40 老蘇の森と奥石(おいそ)神社 近江八幡市安土町東老蘇1615
老蘇の森は、万葉の昔から歌に詠まれてきた「歌枕」としても名高い森で、近江八幡市の奥石神社の社叢林のこと。旧中山道沿いに大鳥居があり、参道は杉の大木を中心とした厳かな雰囲気の鎮守の森に入り、さらに進むと豪壮で優美な拝殿と本殿が現れる。本殿は天正9年織田信長が家臣柴田家久(勝家の一族)に命じて造営せしめたもので 国指定重要文化財である。三間社流造で、桧皮葺の豪華の中に優美な落ち着きを持った建造物である。
今から約2300年前 孝霊天皇の御世に石辺大連(いしべのおおむらじ)という人が神の助けを得て松、杉、檜などの苗木を植え祈願したところ、たちまち生い茂り大森林になったと伝えられている。後にこの石辺大連は100数拾才迄生きながられたので人呼んで「老蘇」(老が蘇る)といい、この森を「老蘇の森」と呼ぶようになった。
平安時代には既に広く人々に知られており歌所として和歌や紀行文あるいは謡曲にも詠まれ多くの旅人が足を留めた。 またホトトギスの名所としても知られ、老蘇の森と郭公や思い出を掛けて詠んだ歌も多い。
『盛久』には、「衰えへは老蘇の森を過ぐるや美濃尾張」とある。
13:15食事処へ出発
13:30 近江牛・近江肉 こま吉 近江八幡市鷹飼町南3-2-3
きめ細かく柔らかな肉質の近江牛と近江三元豚の塊肉を贅沢に食べ比べできる特別焼肉ランチをご用意しました。15:00 出発
16:30 京都着
8:50
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JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
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9:00
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貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
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10:45
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得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
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11:15
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中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
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11:45
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出発
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12:00
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有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
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②11/25(土)
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美濃国・野上の宿に「班女」の主人公、花子を訪ねる
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美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
③3/9(土)
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「松山天狗」の舞台、讃岐国に崇徳院ゆかりの地を訪ねる
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西行法師が、保元の乱で敗れて配流地、讃岐国松山で崩御した崇徳上皇を弔うため、その御陵を訪ねるところから始まるのが能「松山天狗」である。金剛流のみの現行曲だが、平成6年、観世流でも復曲上演され、以後回を重ねている。四国第八十一番霊場、崇徳院菩提寺でもある白峯寺にその御陵を訪ね、歌を愛した院を偲ぶと共に、瀬戸内海の雄大な景色を望みながら瀬戸内の春を愉しむ。
*JR三ノ宮駅発の貸し切りバスを利用
久田舜一郎(大倉流小鼓)
1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。
参加お申し込み
■お申込み先: 株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
京都市中京区蛸薬師通高倉西入ル泉正寺町334 日昇ビル3階
075-256-8411(10:00~17:30 土日祝休)
*旅行条件はアローズ旅行約款によります。出発日前日から起算して10日以降のキャンセルは取消料が発生いたします。
*予約後、旅行契約締結前に「アローズ」より詳しい旅行日程、旅行条件を記載した書面を申し込み者にお送りします。
*お申込みいただいたお客様のご連絡先等の個人情報は、講座企画・添乗引率を行う白鷹禄水苑と実施者である(株)アローズが共有させていただきます。(白鷹禄水苑ではお客様の情報を、当日の受付時及び今後の企画のご案内のみに使用させていただきます)
■その他のお申込み方法:下記の申し込みフォームからもお申込みいただけます。
*白鷹禄水苑では、お電話・FAX・メールでのお申込みは承っておりません。
*お客様からいただいたお申込み情報はそのまま「アローズ」へ転送させていただきます。その他詳細は上記と同様となりますのであらかじめご了承ください。
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。上記期日内のご入金が確認できず、お申込者とご連絡がつかなかった場合、ご予約いただいていてもキャンセル扱いとさせていただきますので、ご了承ください。バス等の予約手配の都合上、ご理解賜りますようお願いいたします。
(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
(3) ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り、同年度内の他講座(同講座については下記参照)への振り替えが可能です。
(4) 開催日から数えて30日を切ってのキャンセルについては、同講座への振り替えができませんのでご注意ください。それ以前にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、同年度内の空席のある同講座への振り替えも可能です。
*おおむね8:00~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。行程詳細は開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
*車中でも、先生の詳しいご講義があります。
*訪れる寺社において特別に講師による奉納演奏や正式参拝をご許可いただくだく場合があります。その場合、志納料、初穂料として、事前にお支払いいただいてる旅行代金とは別途当日集合時に参加者から1000~1200円程度徴収させていただきますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、お願いいたします。
*先生方を囲んでのお食事(3500円前後)は当方で手配します。
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2024年度前期 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」5/25
「淡路」の舞台、淡路島と国生み神話
【現地講座 日帰りバスツアー】
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡に一年を通じて訪ねる「能のふるさと逍遥」。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。
5月は「淡路」の舞台を訪ねます。
5/25(土)
「淡路」の舞台、淡路島と国生み神話
お話・演奏 久田舜一郎(大倉流小鼓方)
演奏 久田陽春子(大倉流小鼓方)
帝に仕える臣下が淡路の国に神代の古跡を訪ねて出会った老人に、この地にまつわる国生み神話について告げられる。その夜、伊弉諾尊が現れ、天下泰平を寿ぎ舞い、国が久しく栄えることを約束してめでたく舞いおさめるという祝言の曲。伊弉諾・伊弉册の二神が天の浮橋に立ち、最初に創造されたといわれる淡路島(オノコロ島)に、国生み神話を訪ねる。
*JR三ノ宮駅発の貸し切りバスを利用
【行程】(予定)
7:45 JR三宮東改札口 集合 (中央改札ではありません)
*集合時に伊邪那岐神宮での正式参拝と奉納演奏につき玉串料1200円(予定)を徴収させていただきます。
8:00 バス出発
明石海峡大橋を通って淡路島へ→津名一宮IC
9:00 伊弉諾神宮
国生みの大業を果たされた伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱をお祀りする神社。古事記・日本書紀の神代巻に創祀の記載がある最古の神社で、淡路国一宮として古代から全国の掌敬を集めている、延喜式名神大社、三代実録神格一品、旧官幣大社で兵庫県唯一の「神官号」を宣下された神社。
国生み神話
現存する最古の歴史書「古事記」や「日本書紀」の冒頭に記される神代七代の最後に登場するイザナギ命とイザナミ命の男女二柱の神が、「於能碁呂島(おのころじま)」に天降って夫婦神となり、淡道之穂之狭別嶋(淡路島)を初めに四国・隠岐・九州・壱岐・対馬・佐渡・大倭豊秋津嶋(本州)の「大八嶋国」という国土を生んだ。次いで、祖先神となる三十五柱の神々が誕生する。
*宮司様に神社のご由緒や国生み神話についてお話をうかがい、正式参拝の後、奉納演奏をお聴きします。
10:15出発
10:45 自凝島(おのころじま)神社
「おのころ島」の所在については、旧三原町のおのころ島、旧南淡町の沼島、淡路町の絵島、または、淡路島全体が「おのころ島」であるなど、いろいろの説がある。中でも旧三原町榎列には古代の御原入江の中にあって伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきた。
その頂上にあるとされる、自凝島神社には、伊弉諾命・伊弉冉命の二神が祀られている。高さ21.7m柱間口12.7m笠木全長31.2mの大鳥居は日本三大鳥居の一つといわれている。近くには国生み神話に関連する葦原国(あしはらのくに)や天の浮橋、などがある。
天の浮橋
おのころ島神社より西へ約400m。イザナギ、イザナミの二神がここに降り立ったと伝えられている。
葦原国
古事記、日本書紀によると、「天(あめ)と地(つち)がひらけるはじめは、国土が浮き漂い遊魚が水の上に浮かぶようであった。その中から葦芽(あしかび)のようなものが生じて神となり、国常立尊(くにのとこたちのみこと)といった。」とあり、以下、伊弉諾尊・伊弉冊尊までを神代七代(かみよななよ)と称する。現在、おのころ島の西方約500mにある葦原国のまわりには、葦が茂っていたといわれ、中には「千速(ちはや)振る神代の昔あしはらを ひらきそめにし国常跡」の歌碑が建てられている。
11:30 大和大圀魂(やまとおおくにたま)神社
能「淡路」の舞台となったとされるのがこの神社。
大和大国魂神社は旧三原郡唯一の延喜式内大社で、古くは淡路一宮の伊弉諾神宮に対し、二宮という高い社格をもっており、祭神は大和大国魂命(大国主命と同一神をみららる)だが、能「淡路」ではなぜか伊弉二神を祀る一の宮と同一とみなして脚色されている。以前は伊弉諾尊・伊弉冉尊を祭神としたが、大和政権の淡路進出に伴い、大和坐大国魂(やまとにいますおおくにたま)神社が分祀されたという説もあるが、詳細は不明。
12:00 出発
12:30 食事処 淡路島海上ホテル
山と海に囲まれた淡路島の食材ならではのお料理。美しい福良湾と四季折々の山々を眺めながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。
13:45 出発
14:00 福良マルシェ
淡路島の農家さんから直接仕入れた野菜や、地元で水揚げされた魚だけにこだわった産直店。
14:30 出発
16:00頃 三宮着
*交通事情により到着時間が遅延する場合もございますので、後の予定は余裕をもってご計画ください。
現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
講師
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久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田陽春子 (大倉流小鼓方)
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参加費
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一般 17,900円 アカデミー会員 17,500
*受講料・往復バス代(姫路観光バス)・昼食代を含む
*正式参拝や、拝殿や本殿における奉納演奏を特別にご許可いただい場合、社寺にお納めする初穂料・志納料など(約1000円~1200円)を旅行代金とは別に当日徴収させていただきます。あらかじめご了承ください。
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最小催行人数
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14名
*満席や催行中止の場合もございますのであらかじめご了承ください。
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行程
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JR「三ノ宮」東口改札集合(7:45)―伊邪那岐神社
―おのころ島神社――大和大國魂神社-淡路島海上ホテル(昼食)―JR「三ノ宮」(16:00頃着)
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企画
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白鷹禄水苑
*白鷹禄水苑よりスタッフが引率同行させていただきます。
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旅行企画・実施
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株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
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10/7(土)
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「烏帽子折」の舞台、湖東・鏡の里に義経伝説を訪ねる
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現・滋賀県蒲生郡竜王町、鏡山の北の湖東位置する「鏡の宿」は、古代から中世まで、京都と関東、東北を結ぶ東山道の宿場町として発展し、義経元服の地としても知られている。元服すると烏帽子を作らせ、鏡神社で源氏の武運長久を祈願した英雄義経の活躍は、ここに端を発したといいえる。奇しくも平宗盛親子が最期を迎え、義経自らの手で平家にピリオドを打った地でもある鏡の里で義経英雄伝説を偲ぶ。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
【行程】
8:50 JR 京都駅 西口改札 集合
*集合時に、鏡神社での正式参拝の初穂料おひとり様1200円を徴収させていただきます。釣銭の無いよう、ご用意ください。
9:10 貸し切りバスで出発 車中にて久田先生のご講義をうかがいます
10:20 平家終焉の地(平宗盛胴塚)
1185年3月24日壇ノ浦合戦で敗れた平家一門のうち、建礼門院、平宗盛父子、清盛の妻の兄平時忠らは捕らえられた。宗盛父子は源義経に連れられ鎌倉に向かったが、兄の頼朝は勝手に官位をもらった者は、鎌倉に入ってはならないと命令を出し、義経は仕方なく腰越から京に引き返す。その途中、京まであと一日の、ここ篠原の地で義経は都に首を持ち帰るため、平家最後の総大将宗盛とその子清宗を処刑した。義経のせめてもの配慮で父子の胴は一つの穴に埋められ塚が建てられた。塚の前には池がありこの池で父子の首を洗ったといわれ「首洗い池」、またあまりにも哀れで蛙が鳴かなくなった事から「蛙なかずの池」とも呼ばれている。義経は、元服後も何度か「鏡の宿」に立ち寄っているが、その日は義経自ら元服した「鏡の宿」を血で穢(けが)すのを避けてわざと通り過ぎたと伝えられている。ちなみに、宗盛は、「熊野」のワキとして登場している。
*ここからは中山道沿いを行く
源義経元服池 *バスは道の駅竜王かがみの里駐車場へ
鏡神社より西側へ130mのところに池があり、そばに石碑が建っている。これが義経の「元服池」とよばれている池で、義経はこの池の水を元服の時に使ったといわれている。
10:45 鏡神社
南北朝時代の建築で「日本書紀」にも記されている朝鮮半島の新羅から陶製技術を伝えた天日槍(あめのひぼこ)を祀る神社。本殿は三間社流造りの、こけら葺で国の重要文化財に指定されている。
牛若丸は16歳で自らが鳥帽子親となって名を源九郎義経と名乗り、源氏の祖である新羅大明神と同じ天日槍を祀る鏡神社へ参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願した。鏡神社の参道には義経が参拝したときに松の枝に鳥帽子をかけたとされる鳥帽子掛けの松がある。明治6年台風で倒れたため株上2.7mを残し石垣上に仮屋根をして保存されている。境内には元服後の義経を祀る境内社「八幡神社」があり、他の境内社と異なり京都の鞍馬の方角に向けられているのだという。
義経が元服したのが3月3日と伝えられていることから、毎年3月3日前後の日曜日に鏡神社で16歳以上の男女を対象に、「元服まつり」が開催される。
*宮司様に特別に神社のご由緒などをおうかがいします。
*正式参拝の後、久田先生の奉納演奏をお聴きします。
11:45 徒歩で周辺史跡へ (徒歩3分)
鏡の宿
鏡は平安末期より、鎌倉、室町時代までは宿場としての賑わいをみせていた。しかし江戸時代に入ると、「守山宿」と「武佐宿」の間の宿(あいのしゅく)となってしまい、宿場の指定から外されてしまう。しかしながら本陣、脇本陣も置かれ、特に紀州侯の定宿で、皇族、将軍家の御名代をはじめ多くの武士や旅人の休憩の宿場町としての役目を果たしてきた。
義経宿泊の館・白木屋跡 烏帽子屋五郎太夫の屋敷跡
鏡の宿本陣跡の東隣りが「源義経宿泊館跡」で現在は畑地となっており、中央に石碑が建てられている。
承安4年(1174)3月3日、源氏の御曹司牛若丸は京の鞍馬でひそかに源氏の再興を志していた。鞍馬をこっそり抜け出した牛若丸は兄頼朝を尋ねんと、奥州の金売り吉次と下総の深栖の三郎光重が子、陵助頼重(みささぎのすけよりしげ)を同伴して東下りの途中近江の「鏡の宿」に入り、時の長者「沢弥傳(さわやでん)」の屋敷に泊まります。その夜、稚児姿で見つかりやすいのを避けるために元服することを決意する。そこで地元「鏡」の烏帽子屋五郎大夫に源氏の左折れの烏帽子を作らせ、鏡池の石清水を用いて前髪を落とし元結の侍姿を池の水に映し元服、源九郎義経と名乗ったと伝えられる。
12:20 鏡の里を出発 老蘇の森へ
12:40 老蘇の森と奥石(おいそ)神社 近江八幡市安土町東老蘇1615
老蘇の森は、万葉の昔から歌に詠まれてきた「歌枕」としても名高い森で、近江八幡市の奥石神社の社叢林のこと。旧中山道沿いに大鳥居があり、参道は杉の大木を中心とした厳かな雰囲気の鎮守の森に入り、さらに進むと豪壮で優美な拝殿と本殿が現れる。本殿は天正9年織田信長が家臣柴田家久(勝家の一族)に命じて造営せしめたもので 国指定重要文化財である。三間社流造で、桧皮葺の豪華の中に優美な落ち着きを持った建造物である。
今から約2300年前 孝霊天皇の御世に石辺大連(いしべのおおむらじ)という人が神の助けを得て松、杉、檜などの苗木を植え祈願したところ、たちまち生い茂り大森林になったと伝えられている。後にこの石辺大連は100数拾才迄生きながられたので人呼んで「老蘇」(老が蘇る)といい、この森を「老蘇の森」と呼ぶようになった。
平安時代には既に広く人々に知られており歌所として和歌や紀行文あるいは謡曲にも詠まれ多くの旅人が足を留めた。 またホトトギスの名所としても知られ、老蘇の森と郭公や思い出を掛けて詠んだ歌も多い。
『盛久』には、「衰えへは老蘇の森を過ぐるや美濃尾張」とある。
13:15食事処へ出発
13:30 近江牛・近江肉 こま吉 近江八幡市鷹飼町南3-2-3
きめ細かく柔らかな肉質の近江牛と近江三元豚の塊肉を贅沢に食べ比べできる特別焼肉ランチをご用意しました。15:00 出発
16:30 京都着
8:50
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JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
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9:00
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貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
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10:45
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得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
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11:15
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中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
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11:45
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出発
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12:00
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有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
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②11/25(土)
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美濃国・野上の宿に「班女」の主人公、花子を訪ねる
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美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
③3/9(土)
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「松山天狗」の舞台、讃岐国に崇徳院ゆかりの地を訪ねる
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西行法師が、保元の乱で敗れて配流地、讃岐国松山で崩御した崇徳上皇を弔うため、その御陵を訪ねるところから始まるのが能「松山天狗」である。金剛流のみの現行曲だが、平成6年、観世流でも復曲上演され、以後回を重ねている。四国第八十一番霊場、崇徳院菩提寺でもある白峯寺にその御陵を訪ね、歌を愛した院を偲ぶと共に、瀬戸内海の雄大な景色を望みながら瀬戸内の春を愉しむ。
*JR三ノ宮駅発の貸し切りバスを利用
久田舜一郎(大倉流小鼓)
1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。
参加お申し込み
■お申込み先: 株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
京都市中京区蛸薬師通高倉西入ル泉正寺町334 日昇ビル3階
075-256-8411(10:00~17:30 土日祝休)
*旅行条件はアローズ旅行約款によります。出発日前日から起算して10日以降のキャンセルは取消料が発生いたします。
*予約後、旅行契約締結前に「アローズ」より詳しい旅行日程、旅行条件を記載した書面を申し込み者にお送りします。
*お申込みいただいたお客様のご連絡先等の個人情報は、講座企画・添乗引率を行う白鷹禄水苑と実施者である(株)アローズが共有させていただきます。(白鷹禄水苑ではお客様の情報を、当日の受付時及び今後の企画のご案内のみに使用させていただきます)
■その他のお申込み方法:下記の申し込みフォームからもお申込みいただけます。
*白鷹禄水苑では、お電話・FAX・メールでのお申込みは承っておりません。
*お客様からいただいたお申込み情報はそのまま「アローズ」へ転送させていただきます。その他詳細は上記と同様となりますのであらかじめご了承ください。
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。上記期日内のご入金が確認できず、お申込者とご連絡がつかなかった場合、ご予約いただいていてもキャンセル扱いとさせていただきますので、ご了承ください。バス等の予約手配の都合上、ご理解賜りますようお願いいたします。
(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
(3) ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り、同年度内の他講座(同講座については下記参照)への振り替えが可能です。
(4) 開催日から数えて30日を切ってのキャンセルについては、同講座への振り替えができませんのでご注意ください。それ以前にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、同年度内の空席のある同講座への振り替えも可能です。
*おおむね8:00~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。行程詳細は開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
*車中でも、先生の詳しいご講義があります。
*訪れる寺社において特別に講師による奉納演奏や正式参拝をご許可いただくだく場合があります。その場合、志納料、初穂料として、事前にお支払いいただいてる旅行代金とは別途当日集合時に参加者から1000~1200円程度徴収させていただきますので、あらかじめご承知おきいただきますよう、お願いいたします。
*先生方を囲んでのお食事(3500円前後)は当方で手配します。
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
特別公開講座 演者と巡る世阿弥【現地講座】
「観世と長谷寺観音」
第23回 演者と巡る世阿弥 「観世と長谷寺観音」
どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
世阿弥の出自や生涯、業績をたどり、そのゆかりの地もめぐる講座です。毎回、世阿弥に関連した曲を取り上げ、訪れた現地にて、講師お二方に演者の立場から、わかりやすい解説をうかがい、謡と小鼓による演奏もお聴きします。
*前後期、年二回開講の現地講座です。前期講座で世阿弥ゆかりの地を訪ね、後期には生駒山宝山寺を訪れて、特別に寺所蔵の貴重な世阿弥関係文書を間近に拝見する予定です。
講師・演奏
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謡 味方 玄(観世流シテ方)
小鼓 久田舜一郎 (大倉流小鼓方)
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受講料
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1回 一般4,500円 アカデミー会員4,100円
※資料費・保険料込み
※公共交通機関交通費及び食事代・拝観志納料(当日徴収)などは、別途各自のご負担となります。
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7/13(土)
*満席となりました。
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第23回
「観世と長谷寺観音」
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観世座の「観世」という名は、長谷寺観音に由来するといわれている。『観世小次郎画像讃』によると、世阿弥の先祖は伊賀の服部氏で武士を出自とするが、世阿弥の父、観阿弥が父母に連れられ長谷寺の観音に参ったところ、「観世」の名を賜ったという。観阿弥の幼名「観世丸」は、長谷寺の十一面観観世音菩薩に由来し、その観阿弥が猿楽師となり観世座が始まったということから、観世座と長谷寺の縁は深い。金春禅竹の『玉鬘』の舞台でもある長谷寺を訪ね、観音信仰という観点からら観世の能を考える。
行程(予定)
9:10 近鉄大阪線 長谷寺駅 改札 集合
* 集合時にお食事代、入山料・拝観志納料あわせてお一人5,000円(予定)を徴収させていただきます。
9:20 タクシー(当方で手配)を3~4人で分乗して長谷寺へ 一台 約1000円
9:30長谷寺
真言宗豊山派の総本山。「花の御寺」とも称され、仁王門から本堂へと続く399段の風雅な登廊や、木造では日本最大級の十一面観世音菩薩像で知られる。朱鳥元年(686年)、初瀬山の西ノ岡に、道明上人が「銅板法華説相図」を安置したことに始まり、神亀4年(727年)、徳道上人が本尊・十一面観世音菩薩像を最初に造立したとされる。その後、平安時代より一般民衆に流行した「初瀬詣で」の賑わいが、現在まで続いている。
長谷寺を舞台とした能に「玉鬘」があり、作者は世阿弥の娘婿でもあった金春禅竹と考えられている。寺の近くには曲の始めに登場する初瀬川も流れている。
*仁王門から登廊を通ってゆっくりと本堂へ向かいます。
仁王門 【重要文化財】
長谷寺の総門で、三間一戸入母屋造本瓦葺の楼門。両脇には仁王像、楼上に釈迦三尊十六羅漢像を安置する。現在の建物は明治二十七年(1894)の再建。
登廊(のぼりろう) 【重要文化財】
平安時代の長歴三年(1039)に春日大社の社司中臣信清が子の病気平癒の御礼に造ったもので、百八間、三九九段、上中下の三廊に分かれている。下、中廊は明治二十七年(1894)再建で、風雅な長谷型の灯籠を吊るしている。
本堂【国宝】 本尊十一面観世音菩薩立像【重要文化財】
本堂は、標高約548mの初瀬山の中腹にある南面の大殿堂。その斜面にせり出すような「外舞台」は、「懸造り」(「舞台造り」とも)と呼ばれる構造で、高さは約10m。舞台からの眺望は雄大そのもの。
内陣に祀られる本尊の十一面観世音菩薩像は、奈良時代、開山徳道上人が造立して以来、度重なる火災により再造を繰り返しており、現在の像は、室町時代の天文七年(1538)に大仏師運宗らによって造立されたもの。身の丈は三丈三尺(約10m)。
10:00 本堂の長谷寺本尊十一面観世音菩薩像の前に参列し法要の後、観音様の御足元にご案内いただきます。その後、毎朝勤行が行われる長谷寺の祈りの中心地ともいえる内舞台にて、両先生による「玉鬘」の奉納演奏をお聴きします。
10:45 外舞台からの眺望をお楽しみ下さい。
11:00~11:45 境内自由拝観
*境内の地図をお渡ししますので、自由にご見学、参拝なさってください。
11:30 二本の杉(ふたもとのすぎ)に集合
二本の木の根元が重なり、高くそびえ立っているこの杉は、『古今集』に「初瀬川古川のべにある二本(フタモト)ある杉」と登場したり、『源氏物語 玉鬘』に「二本の 杉の立ちどを 尋ねずは ふる川のべに君を見ましや」と詠まれたりと、当時から知られていた。
*先生方と合流し、お話をおうかがいします。
11:50 初瀬川沿いを徒歩で食事処へ(徒歩約5分)
12:00 長谷寺湯元 井谷屋
長谷寺門前町の創業150年の老舗旅館。貸し切りの広間で先生方のお話、演奏をお聴きした後、御二人を囲んでゆっくりとお食事をいただきます。
14:30頃 井谷屋にて自由解散
9:00
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近鉄奈良線 生駒駅 中央改札 集合。 ※必ず時間厳守でお願いいたします。
※集合時に食事代、拝観志納料あわせてお一人4,500円(食事なし1,200円)を徴収させていただきます。
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9:20
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ケーブル線 鳥居前駅から宝山寺駅へ
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9:25
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宝山寺駅 徒歩で宝山寺へ(約10~15分)
※生駒駅集合の後、御寺までタクシーご利用も可能です。
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9:40
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宝山寺 宝山寺の参集殿「和光殿」広間へ
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9:50
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和光殿にて講義 禅竹宛世阿弥書状・禅竹自筆「六輪一露大意」を巡って
世阿弥及び禅竹自筆本を間近で拝見するとともに、講師お二方による、お話と実演をお聴きします。
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12:00
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中締め解散
※希望者はお寺の方の案内により獅子閣をご見学いただきます。
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12:30
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講師を囲んでのお食事
※仕出しをご用意いたします。
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13:30頃
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各自参拝後宝山寺にて自由解散
(ケーブルは一時間に三本、20分間隔で出ています。)
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真言律宗に属する大本山で、延宝六年(1678)、宝山湛海律師(1629~1716)の入山によって中興され、般若窟に弥勒菩薩を安置し、不動明王を中尊とする本堂と歓喜天を祀る聖天堂とを中心として、生駒山東斜面中腹の急傾斜地に諸堂を配する。
生駒山宝山寺が有する数々の寺宝の中で異彩を放つのが、世阿弥自筆の能本を含む金春家伝来の能楽関係の伝書で、第十五代管長隆範和上が金春宗家の兄であった縁で移管されたと伝えられる。
味方 玄 (観世流シテ方)
京都生まれ。父・味方健、片山幽雪・十世片山九郎右衛門に師事。KBS京都テレビ・「能三昧」監修・演出・出演。2003年新作能「待月」を制作し、脚本・演出・シテを務める。青嶂会の他、独自の舞台世界創作のためテアトル・ノウを主宰。第1回目の公演は、京都の1996年十念寺で開催。ろうそくやかがり火の光や風さえも効果的に演出された古風な形の能は好評を博した。近著に「能へのいざない」など。平成13年京都市芸術新人賞、2004年京都府文化賞奨励賞、2022年観世寿夫記念法政大学能楽賞、2023年京都府文化賞功労賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。
久田舜一郎 (大倉流小鼓)
1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞受賞。2017年兵庫県文化相受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。
お申し込みフォームにご記入の上、事前に禄水苑までお申し込み後、
二週間以内に受講料のお振込み、あるいは禄水苑カウンターにてお支払いをお願いします。
お申し込み ≫
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。
(2)
ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。万が一ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り同年度内の
他講座への振り替えも可能です。
*振替可能な講座についてはお問い合わせください。「能のふるさと逍遥【日帰りバスツアー】」への振替は不可ですのでご注意ください。
(3) 開催日から逆算して30日以上前にのご連絡をいただいた場合に限り、後期の同講座への振り替えも可能です。
アカデミー会員についてはこちら>>
入会・受講のご案内
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
2024年前期 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」
能のふるさと逍遥
《現地講座》
どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡に一年を通じて訪ねます。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。
*「日帰りバスツアー」として開催する②③に関しては、ご入金先が旅行実施者(株)アローズとなります。
講師
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久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田 陽春子 (大倉流小鼓)
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参加費
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①受講料 一般 3,400円 アカデミー会員 3,000円(資料費・保険料込み)
*公共交通機関交通費・拝観志納料・食事代は別途各自負担
②③日帰りバスツアー旅行代金(受講料・往復バス代・食事代を含む)は確定次第、行程概要とともに白鷹禄水苑のホームページでご案内。
*正式参拝や、拝殿や本殿における奉納演奏を特別にご許可いただい場合、寺社にお納めする初穂料・志納料など(約1000円~1200円)を旅行代金とは別に当日徴収させていただきます。あらかじめご了承ください。
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定員
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20名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
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①4/14(日)
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「鞍馬天狗」の舞台、鞍馬寺と雲珠桜
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仏門に学んでいた牛若丸が天狗の僧正坊に出会ったのは、花の盛りの鞍馬寺であった。源義経の幼年期、鞍馬寺に預けられた不遇の時代に天狗に兵法を習ったという有名なエピソードを主題としたのが、能「鞍馬天狗」である。「鞍馬の山の雲珠桜(うずざくら)」と謡われる、山の緑に映える桜の見頃に義経ゆかりの地を訪ねる。
*10:00 叡山電鉄 鞍馬駅 集合(予定)
*行程詳細すでに決定しております。
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8:50
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JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
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9:00
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貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
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10:45
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得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
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11:15
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中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
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11:45
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出発
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12:00
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有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
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②5/25(土)
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「淡路」の舞台、淡路島と国生み神話 【日帰りバスツアー】
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美濃国・野上を舞台に、愛を誓った男のことを思い続ける遊女花子の姿と、形見の扇がもたらす再会を描いたのが、世阿弥作「班女」である。旧中山道の宿場として栄えた野上は、古くから遊女の里としても知られ、艶情を詠んだ歌が多く残されている歌枕の地でもある。
旧街道沿に残るかつての宿場町の跡を訪ね、そこに生きたであろう遊女の一人、花子の面影を偲びつつゆかりの地を巡る。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
帝に仕える臣下が淡路の国に神代の古跡を訪ねて出会った老人に、この地にまつわる国生み神話について告げられる。その夜、伊弉諾尊が現れ、天下泰平を寿ぎ舞い、国が久しく栄えることを約束してめでたく舞いおさめるという祝言の曲。伊弉諾・伊弉册の二神が天の浮橋に立ち、最初に創造されたといわれる淡路島(オノコロ島)に、国生み神話を訪ねる。
*JR三ノ宮発の貸し切りバスを利用。
*旅行費用など、内容詳細すでに決定しております。
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③6/29(土)
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「氷室」の舞台、丹波国の古社・氷室神社とその周辺 【日帰りバスツアー】
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昔、氷は貴重な品で、冬にできた氷は氷室で大切に蓄えられ、夏季には「氷(ひ)の物の供御(くご)」として天皇に献上されていた。「氷室」の舞台とされる氷室神社では、かつて宮廷に氷を献上していたことにちなみ、7月1日に「氷一日」と呼ぶ祭礼を今も行っている。日ごと暑さを増す折、ゆかしき故事を偲びながら、周辺の謡蹟もめぐる。
*JR京都発の貸切バスを利用。
*旅行費用など、内容詳細すでに決定しております。
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久田舜一郎(大倉流小鼓)
1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。
① に関して
*直接白鷹禄水苑までお申込みください。
事前に下記申し込みフォームより禄水苑までお申し込み後、二週間以内に受講料のお支払いをお願いします。
お振込み先
三菱UFJ銀行 西宮支店 普通5065562 ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン
(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
*ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
*ご欠席の場合、他講座への振り替え受講のみ可能です。同講座への振り替えは不可ですのであらかじめご了承ください。
お申込み方法 ②(5/25)・③(6/29)に関して
■お申込み先: 株式会社アローズ(京都府知事登録旅行業第2-560号JATA正会員)
京都市中京区蛸薬師通高倉西入ル泉正寺町334 日昇ビル3階
075-256-8411(10:00~17:30 土日祝休)
*旅行条件はアローズ旅行約款によります。出発日前日から起算して10日以降のキャンセルは取消料が発生いたします。
*予約後、旅行契約締結前に「アローズ」より詳しい旅行日程、旅行条件を記載した書面を申し込み者にお送りします。
*お申込みいただいたお客様のご連絡先等の個人情報は、講座企画・添乗引率を行う白鷹禄水苑と実施者である(株)アローズが共有させていただきます。(白鷹禄水苑ではお客様の情報を、当日の受付時及び今後の企画のご案内のみに使用させていただきます)
■その他のお申込み方法:下記の申し込みフォームからもお申込みいただけます。
*白鷹禄水苑では、お電話・FAX・メールでのお申込みは承っておりません。
*お客様からいただいたお申込み情報はそのまま「アローズ」へ転送させていただきます。その他詳細は上記と同様となりますのであらかじめご了承ください。
その他
①に関して
*行程や実費経費等の詳細は開催日の約一カ月前に白鷹禄水苑からご連絡いたします。
昼食をはさんで15:00頃鞍馬駅解散予定です。
*先生方を囲んでのお食事(3000円前後)は、当方で手配します。
②③に関して
*おおむね8:00~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。
*確定後の旅行代金・おおよその行程を含む開催概要は、開催日の約2~3か月前に白鷹禄水苑のホームページにてご案内いたします。
*旅行代金のお支払い方法、行程詳細については、改めまして開催日の約1か月前にお申込者に、(株)アローズよりお送りさせていただきます。
下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。