BXI Builingual System started translating.
Language
白鷹禄水苑
オンラインショップ
考古辰馬資料館

Contents

2024.01.15

造り酒屋で「文化」としての日本酒を考える
日本酒文化サロン ー美禄春秋 折々の酒-

2024 年度 日本酒文化サロン

造り酒屋で「文化」としての日本酒を考える
美禄春秋 折々の酒

日本酒について、歴史、文化、暮らしの面からアプローチしようというサロン形式のレクチャーです。毎回のテーマにそった蔵元の話題提供の後、蔵出し限定酒の飲み比べをお愉しみいただく懇談の場を設けています。
今年度は折々の酒にまつわるテーマに沿ってお話してみたいと思います。
時間
16:00~17:30
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
回数
全4回 一般 8,400円  アカデミー会員 7,200円
1回  一般 2,400円  アカデミー会員 2,100円

※毎回蔵BAR でご提供する「季節の飲み比べセット」を含みます。
※一回ずつでもご参加いただけます。
お申し込み方法
お申し込みはこちら ≫

アカデミー会員についてはこちら ≫入会・受講のご案内

日程とテーマ

4/6(土)
1 歳時記と日本酒
私達は古くから歳時記にあわせて日本酒を暮らしに取り入れてきました。四季折々、様々な味わいが楽しめる季節感豊かな日本酒を、歳時記とともに味わう風情をもう一度見直してみませんか?
6/16(日)
2 伊勢神宮と御料酒 ―月次祭にちなんで-
伊勢神宮で6月に催行される月次祭は10月の神嘗祭、12月の月次祭と共に「三節祭」と呼ばれ神宮で最も由緒正しき祭典です。月次祭の日にちなみ、ここで供えられる「御料酒」について、全国で唯一神宮に御料酒を奉納している白鷹の蔵元がお話します。
10/12(土)
3 燗酒事始め  -重陽の節供にちなんで-
重陽(旧暦)を迎え、燗酒が恋しくなるこの季節。かつては重陽の節供から桃の節供までの間、酒は温めて飲むものとされていました。本来酒を温める習慣のなかった日本でなぜ燗酒が愛されるようになったのかを紐解きます。
2025年 2/2(日)
4 新酒番船と西宮港  -立春にちなんで-
江戸時代、新米で醸した新酒を江戸へ運ぶ一番乗りを競う樽廻船のレースがありました。幕末期には寒造りの新酒が蔵出しの時期を迎える早春に開催されたこの「新酒番船」レースの出発地になっていたのが西宮港です。西宮港の往時の賑わいを偲びます。

講師紹介

講師:川島智生(日本近代建築史博士)

京都華頂大学現代家政学研究所教授。広島県福山市鞆の醸造元に生まれ、日本の近代建築史が専門で、学校建築史で博士号取得。主な著作に、『近代神戸の小学校建築史』、『近代京都における小学校建築』、『近代大阪の小学校建築史』、『関西のモダニズム建築』、『民芸運動と建築』、『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』などがある。酒造建築に関する代表的な論文に「酒蔵の建築史-土蔵から酒造工場、四季醸造庫へ」『日事連』663号.日本建築士事務所協会連合会.2019年がある。雑誌『醸界春秋』に醸造家と建築の論考を30年間連載中で、現在までに178本の論考をまとめている。他に『酒文化』に論考を記す。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)

その他

【以下にご注意ください】
1、原則として、ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)

3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。


20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。


■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について

禄水苑の感染症対策について

・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・コロナ感染状況によりお席の間隔を空ける、アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じる場合がございます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)
2023.12.12

2024年度特別公開講座  酒都の建築と記憶

2024年度
酒都の建築と記憶―酒造都市・灘五郷を読み解く―

日本酒を知る・愉しむ会

造り酒屋で蔵元と考える「文化」としての日本酒
長年にわたり醸造家と建築についての調査研究に取り組む講師を迎え、今期から新たにシリーズでスタートする「酒都と建築の記憶」。
酒造都市に残る近代建築や歴史的遺構を通してまちの記憶をたどり、それぞれの時代・場所に生きた醸造家達の革新と挑戦、文化的嗜好、地域とのかかわりなどについても振り返ります。各シリーズの最終回には、実際に取りあげた酒都の近代建築を巡るまち歩きや、酒蔵見学などを愉しむ現地講座も開催します。
シリーズ第一回目となる今回は、灘五郷の各郷固有の酒蔵ならびに酒造家がつくった建物が織りなす景観を建築史学の観点からみます。
*座学講座では、毎回季節の蔵出し限定酒の唎酒がつきます。
時間
16:00~17:30
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
回数
1回  一般 2,700円  アカデミー会員 2,400円
全5回 一般 12,000円  アカデミー会員 10,500円
    *唎酒付き
お申し込み方法
お申し込みはこちら ≫

アカデミー会員についてはこちら ≫入会・受講のご案内

日程とテーマ

5/12(日)
1 西宮郷・今津郷 ―街の近代化を進めた酒造家達―
西宮旧港に佇む辰馬喜十郎邸は明治21(1888)年に建設され、戦災や震災に耐えて、当初のままに現存する。わが国でもっともオリジナリティを有した擬洋風建築であり、明治前期の酒造家の勢いを示した遺産といえる。
7/14(日)
2 魚崎郷 ―明治期灘一番の成長蔵 桜正宗 ―
震災まであった桜正宗の煉瓦の酒蔵、太田酒造の千代田蔵の迎賓館(ヴォーリズ設計の小寺別荘)、宗兵蔵設計の灘高 (キュビズムにドイツ表現派のスタイル)など。
9/8(日)
3 御影郷  ―白嘉納と本嘉納の文化・社会貢献―
菊正宗と白鶴の、ともに昭和20年代に建設された鉄筋コンクリート造によるモダニズム酒蔵、とりわけ白鶴2号蔵はわが国最初の高層化を図った酒蔵ビルである。菊正宗は大正14(1925)年に建設された洋風の本社屋を有する。御影公会堂と白鶴美術館も酒造家の手によるものである。甲南漬資料館となっている旧高嶋邸は、清水栄二のドイツ表現派風鉄筋コンクリート建築である。
11/23(土)
4 西郷・そして灘五郷全体のまとめ
西郷は若井酒造という灘五郷最大規模の酒蔵があった。明治期は「東の辰馬、西の若井」と呼称された。現在は沢の鶴があり、古い酒蔵を使った資料館が整備されている。灘五郷の伝統的な酒蔵を再生してミュージアム&ショップとした魚崎の菊正宗酒造記念館、御影の白鶴酒造資料館、魚崎の桜正宗記念館桜宴、西宮の白鹿記念酒造博物館、白鷹禄水苑、などの建築意義をかたる。
12/7(土)
5【現地講座】西宮郷の近代建築に酒都の記憶をたどる
昭和4年建設の当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの酒蔵(現瓶詰工場)や、清水栄二の遺作となった昭和34年建設の酒蔵を有する白鷹酒造など、西宮郷の酒造関連建築の見学を予定。*行程詳細は開催日約一か月前に決定。

講師紹介

講師:川島智生(日本近代建築史博士)

神戸情報大学院大学客員教授。広島県福山市鞆の醸造元に生まれ、日本の近代建築史が専門で、学校建築史で博士号取得。主な著作に、『近代神戸の小学校建築史』、『近代京都における小学校建築』、『近代大阪の小学校建築史』、『関西のモダニズム建築』、『民芸運動と建築』、『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』『近代奈良の建築家岩﨑平太郎の仕事』などがある。酒造建築に関する代表的な論文に「酒蔵の建築史-土蔵から酒造工場、四季醸造庫へ」『日事連』663号.日本建築士事務所協会連合会.2019年がある。雑誌『醸界春秋』に醸造家と建築の論考を31年間連載中で、現在までに183本の論考をまとめている。他に『酒文化』に論考を記す。研究対象地域としては、阪神間、神戸、京都、大阪、奈良をテリトリーとするが、北海道から沖縄まで全国にわたって研究は及んでおり、目下釧路と函館で洋風寺院の文化財化をおこなっている。阪神大震災以降は、災害と建築というテーマの研究もおこない、三陸海岸には東日本大震災直後から三年間通い、10数本の論考をまとめた。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)

その他

【以下にご注意ください】
1、原則として、ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)

3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。


20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。


■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について

禄水苑の感染症対策について

・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・コロナ感染状況によりお席の間隔を空ける、アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じる場合がございます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)
2022.12.29

2023年度特別公開講座 日本酒文化サロン

2023年度 日本酒文化サロン
阪神間モダニズムと灘の造り酒屋

日本酒を知る・愉しむ会

造り酒屋で蔵元と考える「文化」としての日本酒
日本酒について、歴史、文化、暮らしの面からアプローチしようというサロン形式のレクチャーです。お話の後は、講師を囲んで蔵出し限定酒の唎酒をお愉しみいただきます。

今年度のテーマは「阪神間モダニズムと灘の造り酒屋」です。
明治時代から昭和初期にかけて花開いた阪神間モダニズムは、明治後期以降、風光明媚なこの地に惹かれ、競って移り住んできた実業家達が新たに築いたライフスタイルといわれています。しかしその背景として忘れてはならないのは、江戸時代から続く灘の造り酒屋の存在です。伝統産業としてのイメージが強い酒造業ですが、当時の灘の造り酒屋がいかに進取の気性に富み、阪神間特有のモダンで豊かな文化を築く一翼を担っていたかを、長年にわたり醸造家と建築についての調査研究に携わる講師を迎え、生活文化・産業・社会貢献の側面から振り返ります。
時間
16:00~17:30
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
回数
全4回 一般 8,400円 アカデミー会員・禄水会会員 7,200円
1回 一般 2,400円 アカデミー会員・禄水会会員 2,100円

※毎回蔵BAR でご提供する「季節の飲み比べセット」を含みます。
※一回ずつでもご参加いただけます。

※2021年度「レディースSakeサロン」「日本酒文化サロン」全回終了(予定)の方は割引で受講いただけます。
お申し込み方法
お申し込みはこちら ≫

アカデミー会員についてはこちら ≫入会・受講のご案内

日程とテーマ

4/9(日)
1 モダニズム前夜 ―辰馬喜十郎とその邸宅―
西宮旧港に佇む辰馬喜十郎邸は明治21(1888)年に建設され、戦災や震災に耐えて、当初のままに現存する。わが国でもっともオリジナリティを有した擬洋風建築であり、明治前期の酒造家の勢いを示した遺産といえる。
7/17(月・祝)
2 旧山邑邸が創建された時代の生活様式と文化
大正昭和戦前期の阪神間には東京とならび華麗な洋館が多く建設され、先進的な生活が展開された。大阪の財界人の別荘の色彩が強いが、地元酒造家の別宅にも優れたものがあり、その代表例として山邑邸(大正13年竣工)をみる。
9/10(日)
3 酒造りの近代化と酒造建築の革新 ―白鹿館―
講師:辰馬章夫(辰馬本家酒造株式会社相談役)

灘酒造家が社会事業の一環として取り組んだのが、阪神間の名門私学創設です。中でも白鹿(辰馬本家酒造)の十三代辰馬吉左衛門が大正9年に設立した「財団法人辰馬学院 甲陽中学校」(現辰馬育英会甲陽学院中学校・高等学校)は、現在全国有数の進学校として知られています。設立者直系の十五代目にその設立の経緯についてうかがいます。
11/12(日)
4 造り酒屋による地域社会活動拠点の設立 ―御影公会堂―
戦前までの日本は名望家によって文化施設や学校が開設されるという気風があり、阪神間では酒造家によって担われる。御影公会堂(昭和8年竣工)は酒造家による寄付であり、他に甲陽学院や灘中学も酒造家が設立した。

講師紹介

講師:川島智生(日本近代建築史博士)

京都華頂大学現代家政学研究所教授。広島県福山市鞆の醸造元に生まれ、日本の近代建築史が専門で、学校建築史で博士号取得。主な著作に、『近代神戸の小学校建築史』、『近代京都における小学校建築』、『近代大阪の小学校建築史』、『関西のモダニズム建築』、『民芸運動と建築』、『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』などがある。酒造建築に関する代表的な論文に「酒蔵の建築史-土蔵から酒造工場、四季醸造庫へ」『日事連』663号.日本建築士事務所協会連合会.2019年がある。雑誌『醸界春秋』に醸造家と建築の論考を30年間連載中で、現在までに178本の論考をまとめている。他に『酒文化』に論考を記す。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)

その他

【以下にご注意ください】
1、原則として、ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)

3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。


20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。


■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について

禄水苑の感染症対策について

・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・コロナ感染状況によりお席の間隔を空ける、アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じる場合がございます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)
2022.12.29

2023年度特別公開講座 日本酒文化サロン

2023年度 日本酒文化サロン
阪神間モダニズムと灘の造り酒屋

日本酒を知る・愉しむ会

造り酒屋で蔵元と考える「文化」としての日本酒
日本酒について、歴史、文化、暮らしの面からアプローチしようというサロン形式のレクチャーです。お話の後は、講師を囲んで蔵出し限定酒の唎酒をお愉しみいただきます。

今年度のテーマは「阪神間モダニズムと灘の造り酒屋」です。
明治時代から昭和初期にかけて花開いた阪神間モダニズムは、明治後期以降、風光明媚なこの地に惹かれ、競って移り住んできた実業家達が新たに築いたライフスタイルといわれています。しかしその背景として忘れてはならないのは、江戸時代から続く灘の造り酒屋の存在です。伝統産業としてのイメージが強い酒造業ですが、当時の灘の造り酒屋がいかに進取の気性に富み、阪神間特有のモダンで豊かな文化を築く一翼を担っていたかを、長年にわたり醸造家と建築についての調査研究に携わる講師を迎え、生活文化・産業・社会貢献の側面から振り返ります。
時間
16:00~17:30
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
回数
全4回 一般 8,400円 アカデミー会員・禄水会会員 7,200円
1回 一般 2,400円 アカデミー会員・禄水会会員 2,100円

※毎回蔵BAR でご提供する「季節の飲み比べセット」を含みます。
※一回ずつでもご参加いただけます。

※2021年度「レディースSakeサロン」「日本酒文化サロン」全回終了(予定)の方は割引で受講いただけます。
お申し込み方法
お申し込みはこちら ≫

アカデミー会員についてはこちら ≫入会・受講のご案内

日程とテーマ

4/9(日)
1 モダニズム前夜 ―辰馬喜十郎とその邸宅―
西宮旧港に佇む辰馬喜十郎邸は明治21(1888)年に建設され、戦災や震災に耐えて、当初のままに現存する。わが国でもっともオリジナリティを有した擬洋風建築であり、明治前期の酒造家の勢いを示した遺産といえる。
7/17(月・祝)
2 旧山邑邸が創建された時代の生活様式と文化
大正昭和戦前期の阪神間には東京とならび華麗な洋館が多く建設され、先進的な生活が展開された。大阪の財界人の別荘の色彩が強いが、地元酒造家の別宅にも優れたものがあり、その代表例として山邑邸(大正13年竣工)をみる。
9/10(日)
3 酒造りの近代化と酒造建築の革新 ―白鹿館―
講師:辰馬章夫(辰馬本家酒造株式会社相談役)

灘酒造家が社会事業の一環として取り組んだのが、阪神間の名門私学創設です。中でも白鹿(辰馬本家酒造)の十三代辰馬吉左衛門が大正9年に設立した「財団法人辰馬学院 甲陽中学校」(現辰馬育英会甲陽学院中学校・高等学校)は、現在全国有数の進学校として知られています。設立者直系の十五代目にその設立の経緯についてうかがいます。
11/12(日)
4 造り酒屋による地域社会活動拠点の設立 ―御影公会堂―
戦前までの日本は名望家によって文化施設や学校が開設されるという気風があり、阪神間では酒造家によって担われる。御影公会堂(昭和8年竣工)は酒造家による寄付であり、他に甲陽学院や灘中学も酒造家が設立した。

講師紹介

講師:川島智生(日本近代建築史博士)

京都華頂大学現代家政学研究所教授。広島県福山市鞆の醸造元に生まれ、日本の近代建築史が専門で、学校建築史で博士号取得。主な著作に、『近代神戸の小学校建築史』、『近代京都における小学校建築』、『近代大阪の小学校建築史』、『関西のモダニズム建築』、『民芸運動と建築』、『宝塚 温泉リゾート都市の建築史』などがある。酒造建築に関する代表的な論文に「酒蔵の建築史-土蔵から酒造工場、四季醸造庫へ」『日事連』663号.日本建築士事務所協会連合会.2019年がある。雑誌『醸界春秋』に醸造家と建築の論考を30年間連載中で、現在までに178本の論考をまとめている。他に『酒文化』に論考を記す。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)

その他

【以下にご注意ください】
1、原則として、ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)

3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。


20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。


■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について

禄水苑の感染症対策について

・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・コロナ感染状況によりお席の間隔を空ける、アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じる場合がございます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)
2022.01.01

特別公開講座 日本酒文化サロン

2022年度 日本酒文化サロン
近代灘酒造家による事業展開

日本酒を知る・愉しむ会

造り酒屋で蔵元と考える「文化」としての日本酒
日本酒について、歴史、文化、暮らしの面からアプローチしようというサロン形式のレクチャーです。お話の後は、講師を囲んで蔵出し限定酒の唎酒をお愉しみいただきます。

今年度のテーマは「近代灘酒造家による事業展開」です。江戸時代以降、最も有力な成長産業の一つであったのが酒造業ですが、明治以降は豊富な資金力をもとに、酒造業以外の事業の多角化や社会・文化事業への進出など、様々な事業を展開しました。伝統産業としてのイメージが強い酒造業ですが、当時の灘酒造家達がいかに先進的な視野を持ちつつも、明治以降の新興企業とは異なる矜持をもち、地域と共に歩んできたかを、海運業・学校経営・美術館設立などの事業を通じて振り返ります。
時間
16:00~17:30
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
回数
全4回 一般 8,000円 アカデミー会員・禄水会会員 6,800円
1回 一般 2,300円 アカデミー会員・禄水会会員 2,000円

※毎回蔵BAR でご提供する「季節の飲み比べセット」を含みます。
※一回ずつでもご参加いただけます。

※2021年度「レディースSakeサロン」「日本酒文化サロン」全回終了(予定)の方は割引で受講いただけます。
※4回でお申し込みの方には、最終回に翌年度より様々な特典をご利用いただける『禄水会』メンバーズカードをお渡しします。
お申し込み方法
お申し込みはこちら ≫

アカデミー会員についてはこちら ≫入会・受講のご案内
禄水会会員についてはこちら ≫禄水会のご案内

日程とテーマ
(第1回、第2回、第3回は終了しました)

4/23(土)
1 -はじめに- 造り酒屋の旦那像
講師:辰馬朱滿子(白鷹蔵元)

かつての地域社会における造り酒屋の役割を考えたとき、その当主には、その地域のコミュニティーリーダーとしての役割が求められていたように思います。古くからの地場産業として、地域と共に歩んできた造り酒屋の「旦那像」について考えます。
7/24(日)
2 近代海運と西宮の酒造家
講師:大浦和也 (公益財団法人 白鹿記念酒造博物館学芸員)

明治維新を境に海運業界にも西洋の技術が導入され、次第に帆船から蒸気船へと転換して
いきます。江戸時代に木造の樽廻船で海運業に乗り出した西宮の酒造家が、いかに近代海
運業へ参入していったのか、酒ミュージアム所蔵史料からご紹介いたします。
9/25(日)
3 灘酒造家の学校経営
講師:辰馬章夫(辰馬本家酒造株式会社相談役)

灘酒造家が社会事業の一環として取り組んだのが、阪神間の名門私学創設です。中でも白鹿(辰馬本家酒造)の十三代辰馬吉左衛門が大正9年に設立した「財団法人辰馬学院 甲陽中学校」(現辰馬育英会甲陽学院中学校・高等学校)は、現在全国有数の進学校として知られています。設立者直系の十五代目にその設立の経緯についてうかがいます。
11/3(木・祝)
4 白鶴美術館創立者嘉納治兵衛と美術
講師:海原靖子 (公益財団法人 白鶴美術館学芸課長)

白鶴美術館は、昭和6(1931)年、白鶴酒造七代嘉納治兵衛が古稀を機に設立した施設です。美術品公開による社会貢献を目指した酒造家当主の強い信念が、稀にも所蔵品と展示空間の一体感をもたらしています。蒐集品からみた創立者嘉納治兵衛を紹介したいと思います。

講師紹介

大浦和也 (白鹿記念酒造博物館学芸員)

公益財団法人白鹿記念酒造博物館(酒ミュージアム)で平成24年(2012)より学芸員。同館は昭和57年(1982)開館以来、資料や美術品の展示や講演・ワークショップを、日本人の生活文化遺産である酒造りの歴史を後世に正しく伝えるために実施。この他西宮市より寄託された笹部さくら資料の展示等も行っている。


辰馬章夫(辰馬本家酒造株式会社相談役)

清酒白鹿醸造元辰馬本家の第十五代当主。同社が展開する幅広い事業の中で、教育事業においては、学校法人千歳学園、社会福祉法人清松学園の設立や、理事長として学校法人辰馬育英会の運営にあたるなど、私学教育の充実に寄与するとともに、文化事業においては、長く白鹿記念酒造博物館の理事長を務)、酒造りの歴史を後世に伝えていくことに力を注ぐ。


海原靖子(公益財団法人 白鶴美術館学芸課長)

1993年3月、 関西学院大学文学部美学科日本美術史専攻卒。同年4月より白鶴美術館学芸員、2021年4月同館学芸課長。2007年より兵庫県芸術文化協会「文化財講座」にて、主なテーマを白鶴美術館所蔵品と創立者の蒐集背景・美術館設立などとして年1回講義を担当。その他、創立者の文化活動に関する研究・発表多数。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申込み頂き、ご予約後(当方確認ご案内後)から二週間以内に店頭あるいは銀行振り込みにて受講料のお支払いをお願いしております。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)

その他

【以下にご注意ください】
1、原則として、ご入金後のご返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。

2、一回ずつのご参加の方で万が一ご欠席の場合、ご本人様に限り、空席のあるその後の日程への振り替えも可能です。(最終日からの振り替えや、年度をまたがっての振り替えはできません。)

3、ご欠席の場合、事前にご連絡いただきましたら、他の方にご参加いただくことも可能です。


20歳未満の方にはお酒の提供はできませんので、ご了承ください。
アルコールを提供するイベントのため、お車でのご来場はご遠慮くださいませ。


■当イベントは十分な感染症対策を講じた上で開催いたします。
「感染症拡大防止のための禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」について

禄水苑の感染症対策について

・十分な安全対策が可能と思われる人数に限定して開催いたします。
・お席の間隔を空ける、お一人お一人アクリルパーテーションで仕切るなどの対策を講じます。
・検温を実施の上、37.5度以上の発熱があるお客様のご参加はご遠慮願います。
・会場の消毒、換気を徹底いたします。尚当ホール(宮水ホール)は、厚生労働省が推奨する必要換気量を満たす換気装置を備えています。
・国あるいは自治体による緊急事態宣言や営業自粛要請に伴い、当方の判断により開催中止とした場合、あるいは日程延期によってお客様にご参加いただけない場合に限り、 参加費のご返金、または同年度内の受講可能な他講座への振り替えをさせていただきます。
土間ホール
季節の飲み比べセット

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)