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白鷹禄水苑
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考古辰馬資料館

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2022.01.05

特別公開講座 「能のふるさと逍遥」《現地講座》

能のふるさと逍遥

白鷹禄水苑文化アカデミー特別公開講座 2022年度前期
《現地講座》
どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡を一年を通じて訪ねます。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。

※おおむね8:30~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。行程や実費経費、確定した発着地等の詳細は開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
※バス代として別途4000円~6000円程度かかります。車中でも、先生の詳しいご講義があります。
※人数を限定し、バスは座席間隔を空けています。
※先生方を囲んでのお食事(3500円前後・当方手配)は密を避けて個室をとります。
講師
久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田 陽春子 (大倉流小鼓)
受講料
1回 一般2,900円(アカデミー会員  2,500円)
※資料費込み
※保険料込み
※交通費・拝観志納料・お食事代など、諸経費は実費となります。
※どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
※アカデミー会員についてはお問い合わせください。
定員
20名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)

日程

4/17(日)
「芦刈」の舞台、難波浦の春を行く
難波の春景色を背景に、随所に和歌を引いた流麗な謡と共に、夫婦の愛情の機微を描いた曲。シテが、難波の春の美景に興じ舞い戯れる「笠之段」は、よく知られる。仁徳天皇が皇都と定めた頃にはこの近くまで海がせまっていたとされ、シテが上古から変わらぬ浦の風情と讃えた淀川流域にゆかりの地を訪ねて往時を偲びつつ、今改めて難波の浦の歴史を振り返る。

*特別講師として(公財)辰馬考古資料館より青木政幸学芸員を迎えます。
*JR大阪駅発の貸し切りバスを利用

行程

8:50
JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
9:00
貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
10:45
得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
11:15
中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
11:45
出発
12:00
有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
5/14(土)
「国栖(くず)」の舞台、吉野川清流に古代神舞の起源を訪ねる
壬申の乱を背景に、大海人皇子(後の天武天皇)が身を隠した吉野山の国栖を舞台とする曲。天武天皇を祀る浄見原神社には、応神天皇の時代に起源を持ち、国栖人が大海人皇子をもてなすために歌舞を奏したとされる「国栖奏」が今も伝わる。初夏の国栖の里、吉野川の清流のもとで、古式ゆかしい神舞と、天武天皇即位の立役者となった国栖人の歴史を偲ぶ。

*JR大阪駅発の貸し切りバスを利用(予定)
6/5(日)
「養老」の舞台、新緑の養老渓谷を訪ねる
孝行息子の徳で滝の水が不老不死の酒となるという、有名な説話を題材にした世阿弥作の脇能。舞台となった養老の滝は、岐阜県と三重県の県境にある養老山地から流れ落ちる落差32メートル、幅4メートルの見事な滝である。新緑の美しい養老渓谷を訪ね、滝のマイナスイオンと、日本の名水100選にも選ばれた「菊水泉」で命と心の洗濯をする。

*JR京都駅発の貸し切りバスを利用

「養老」の舞台、新緑の養老渓谷を訪ねる(6/5)行程
8:30 JR 京都駅 西口改札 集合 
*集合時に食事代、バス代、あわせてお一人11,000円を徴収させていただきます。
8:40 貸し切りバスで京都駅を出発   *車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
10:30 養老の滝入口駐車場
養老の滝は、古来、文人墨客にも親しまれてきた名瀑で、日本の滝百選に選定されています。高さ30m、幅が約4mあり、岩角を打って流れ落ちる水は清冽で、その雄麗な姿は必見です。
駐車場で下車してから徒歩約30分(通常)、舗装されたなだらかな道を川沿いに、休憩もはさみながらゆっくりのぼってゆきます。新緑に覆われた清々しい道のりです。森林浴も楽しみながらご一緒にまいりましょう。
養老公園
養老の滝を中心に養老山麓の大自然を取り入れ、景勝・歴史に彩られた岐阜県を代表する公園です。
岐阜県内では明治政府が設置した公園として、明治6年開園の城山公園(高山市)、大垣公園(大垣市)に次いで3番目となる、明治13年(1880)に開園しました。令和2年(2020)には開園140周年を迎えました。
滝見亭 
濃尾平野を一望できる養老山頂の展望地。晴れた日には、JR名古屋駅のツインタワーの展望が楽しめます。
11:45頃 途中養老神社に立ち寄りつつ、麓へと折り返します。
養老神社
社伝によれば雨乞い、祈願の天神社として信仰を集め、菊水天神・養老天神などと呼ばれていました。1504年に菅原道真を合祀して以降は、菊水天満宮・養老天満宮等とも呼ばれましたが、明治6年に養老神社と改称しました。明治時代に元正天皇・聖武天皇・天照皇大神を合祀し、不老長寿・学徳成就に霊験がある神社です。
菊水泉
養老山地から湧き出るミネラルを含む水は、世の中をくくり結び、病に効く「菊水泉」と名付けられ、日本の名水百選に指定されています。養老神社境内にあり、元正天皇が浴した美泉と言われています。天皇がこの泉で手や顔を洗うと肌がきれいになり、痛い所を洗うと痛みが取れたと言われた。泉の水は菊の香りがすると評判になったため、菊水泉と呼ばれるようになりました。
12:30 千歳楼  
1764年(宝暦年間)創業。養老公園が開園時には盛大な開園祝賀式が催され、千歳楼には多くの来賓や地元有力者が招かれて、名古屋から料理人を呼んでの饗宴も催されました。以来多くの皇族方、文化人が訪れています。
養老公園とともに歴史を刻んできた老舗旅館の大広間にて、久田先生の演奏をお聴きし、その後昼食をとります。窓からは美しい新緑が臨めます。
14:30 出発
16:30 JR京都駅 解散 
*交通事情により到着が遅延する場合もございますので、後のご予定は余裕をもってお考え下さい。

講師紹介

久田舜一郎(大倉流小鼓)

1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。

お申し込み方法

お申し込みフォームより、事前に禄水苑までお申し込みいただき、受講料、(および非会員の方は入会金)のお振込みあるいは禄水苑カウンターにて直接お支払いください。尚、2週間以内にお支払いいただきますよう、お願いいたします。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。上記期日内のご入金が確認できず、お申込者とご連絡がつかなかった場合、ご予約いただいていてもキャンセル扱いとさせていただきますので、ご了承ください。バス等の予約手配の都合上、ご理解賜りますようお願いいたします。

(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。

(3) ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り、同年度内の他講座(同講座については下記参照)への振り替えが可能です。

(4) 開催日から数えて30日を切ってのキャンセルについては、同講座への振り替えができませんのでご注意ください。それ以前にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、同年度内の空席のある同講座への振り替えも可能です。

その他

※ 行程や当日払いの実費経費、貸し切りバスについてなど詳細は、開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
※ 貸し切りバス利用の場合、バス代として別途3,500~5,000円程度かかります。車中でも、先生の詳しいご講義があります。
※ 人数を限定し、バスは座席間隔を空けています。
※ 先生方を囲んでのお食事(3,500円前後・当方手配)は密を避けて個室をとります。
第1回・第2回に関しては午前中の解散を予定しています。

■禄水苑文化アカデミーの講座は十分な感染症対策を講じた上で開講いたします。
 詳細は「禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」をご覧ください。

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