BXI Builingual System started translating.
Language
白鷹禄水苑
オンラインショップ
考古辰馬資料館

Contents

第二十回酒都で聴く居囃子の会

能・狂言・講談で平家物語を語る 
    景清
令和7年11月29日(土)

さすがに我も平家なり 物語始めて御慰みを申さん
主催:「西宮発・今、伝統芸能」実行委員会
協力:白鷹禄水苑
協賛:辰馬企業株式会社・白鷹株式会社
概要
プログラム・あらすじ
開催概要・お申し込み方法

概要

能・狂言・講談で平家物語「平家物語」を語る

古くから芸能と縁の深い酒都・西宮の造り酒屋において、地元在住の能楽師による謡と囃子で、能特有の音楽性と言葉の美しさを楽しむ「居囃子の会」。二十回目となる今回は、老残の武士を描く現在能という点において、他に類を見ない「景清」を取り上げます。
平家一門の中でもひときわ勇猛な武将として知られていた悪七兵衛景清。源平合戦で数々の武勇を上げたこの猛将が、ひとたび敗者となってたどった悲惨な末路、人生の悲哀を静かに描くのが「景清」です。劇中、舞の要素はほとんど無く、謡とわずか所作の中に心の動きや感情の起伏など、すべてが描き込められた、まさに「謡の能」といえます。シテはもちろん、地謡にとっても難曲中の難曲といわれる所以です。冒頭、藁屋の中で、シテが盲目となり世間と隔絶して生きる孤独な心情を謡う「松門の謡」もそうした聴きどころの一つです。
劇中、唯一シテが身体全体で動きを見せるのが、景清がはるばる訪ねてきた娘の前で屋島の合戦の模様を語る場面です。最初は娘の求めに応じて静かに往時を語り始める景清ですが、過去のの記憶をたどるうち次第に心が昂ぶってゆき、強く謡う地謡に後押しされるようにして三保谷四郎との錣引きの有様を見せます。景清が最も華やかで脚光を浴びていたあの場面です。老い衰えた景清が、老残の中にもかつての豪傑の気骨の片鱗を見せます。ただ後には輝かしい過去を持つ敗残の勇者の悲哀が色濃く余韻として残ります。
本曲における景清は、老残の平家の武将としてだけではなく、盲目の平曲語りとしても描かれています。「さすがに我も平家なり 物語始めて御慰みを申さん」という一節から、景清が『平家物語』を語って里人から扶持を得ていたことがうかがえます。そこで今回は「平家物語を語る」という観点から、前半の第一部で源平合戦の勝敗を決定づけた屋島の戦いの名場面をそれぞれ講談、狂言、そして能の謡と小鼓の独鼓でお聴きいただきます。
番外編として、今年も紅葉が見頃を迎え始める禄水苑庭園にて、美禄と謡を愉しむ「紅葉賀の小宴」を開催し、演者との歓談の場といたします。
人生の深みを重厚に写し出す名曲の味わいを、謡と囃子でじっくりとご堪能ください。

プログラム・あらすじ

プログラム

《第一部》屋島の合戦の名場面を語る

講談 「屋島合戦」 錣引き  旭堂小南陵  

狂言語 「那須」 扇の的           
    語り     善竹隆司
    後見     善竹隆平

独鼓 「屋島クセからキリ  弓流し                
    謡     寺澤幸祐
    小鼓     久田陽春子

休憩(唎酒・ワンドリンク)


《第二部》番囃子「景清」

シテ(景清)      上田拓司
ワキ(里人)・地謡    梅若基徳
ツレ(人丸)・地謡 上田顕崇
トモ(人丸の従者)・地謡 上田宜照       

 
地頭         上田貴弘
地謡           寺澤幸祐
地謡           梅若雄一郎 
笛             貞光智宣
小鼓            久田舜一郎
大鼓            大村滋二
   *本編 5時過ぎ終了予定
   
番外 ―出演者と共に― 「紅葉賀の小宴」 
 
【居囃子】  能を一曲、着座のまま囃子と謡で演ずる演能形式。
立方の動きがない簡素化された上演形式のため、純粋に謡と囃子の魅力を鑑賞することができる。居囃子の形式で能一曲を通して上演する場合は「番囃子」という。

公演終了後に出演者と共に・・・

~紅葉賀の小宴~
11月29日(土) 
17:15~18:00  白鷹禄水苑一階土間・中庭
参加費  1000円(飲み比べ二種・酒肴付き)
*当日お支払いください
紅葉が見頃を迎え始めた禄水苑の中庭で、蔵出し限定酒とともに出演者と語らい、その素顔に触れる貴重な機会です。若手シテ方の皆様の謡もお愉しみいただきます。奮ってご参加ください!
*定員がございますので、参加ご希望の方は必ず公演チケット予約時にお申し込みください。
ノンアルコールの甘酒をご希望の方は、申し込みフォームのメッセージ欄にご記入ください。
*悪天候その他、状況によっては中止とする場合もございます。

主な出演者

上田拓司(シテ)
梅若基徳(ワキ)
寺澤幸祐(地謡)
上田貴弘(地頭)
久田舜一郎(小鼓)
善竹隆司(間狂言)
善竹隆平(間狂言)
旭堂小南陵(講談)

能「景清」のあらすじ

平家没落の後、日向国(宮崎)に流されている悪七兵衛景清を慕い、幼少期に生き別れとなっていた娘人丸が鎌倉からはるばる訪ねて来る。ある藁屋を訪れた人丸だが、その主(シテ)は、盲目の身ゆえ景清の姿は知らないと告げて立ち去らせる。しかしこの人物こそ、他ならぬ景清のなれの果てであった。景清は零落の身を恥じ、娘のためを思って隠そうとした心情を語り、また乞われるままに、屋島の戦いでの武勇譚を語ったのち、父と別れて鎌倉へ帰って行く娘を、見えぬ眼でさびしく見送る。

開催概要・お申し込み方法

日時
令和7年11月29日(土)
14:30開演(14:00受付開始・開場)
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
参加費
一般5,000円(前売)、5,400円(当日)
アカデミー会員4,500円(前売)、4,900円(当日)
※蔵出し限定酒等のワンドリンク付き
アカデミー会員について
備考
全席指定(約90名)
日時
令和4年10月10日(月・祝)
14:30開演(14:00受付開始・開場)
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
参加費
一般5,500円(前売)、5,900円(当日)
アカデミー会員5,000円(前売)、5,400円(当日)
※蔵出し限定酒等のワンドリンクチケット付き
備考
全席指定(約90名)
※より人数を制限する等、状況によって定員が変動する場合がございますのでご了承ください。

お座席指定について

お座席指定について
全席指定席とさせていただきます。
座席数僅少のため、以下の点にご留意、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

*お申込み受付後、ご入金順に前列中央から、左右両側へ順番にお席を指定させていただきます。
*個別のお座敷指定及びお申込み時のお座席確認にはご対応できませんのでご了承ください。
*お申し込み後、当方よりお座席確保のご連絡をさせていただきますので、その後にお支払いをお願いたします。
*お支払い期限(当方よりご連絡をさせていただいた日から数え、銀行休業日も含めて7日以内)を過ぎてもご入金が確認できず、お申込み者とご連絡がつかなかった場合、キャンセル扱いとさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
*チケット番号はお座席番号でもあります。
お申し込み方法
申し込みフォームにご記入いただき予約いただいた後、お申込受付日(当方よりご連絡させていただいた日)から数えて2週間以内にお振込みをお願いいたします。振込確認後にチケットを郵送させていただきます。(銀行営業日・振り込み反映日にご注意ください)
お振込み先
三菱UFJ銀行 西宮支店
普通4608446 ニシノミヤハツイマデントウ


※恐れ入りますが、振込手数料はご負担いただきます。
※お振込み先は「白鷹禄水苑」ではございませんので、ご注意ください。
ご購入後のキャンセル、変更はできません。
※前売り券完売の場合、当日券の販売は中止させていただきます。
※万が一公演が中止となった場合、チケット代金はご返金させていただきます。
その際、お振込み時の手数料のご返金についてはご容赦願っておりますのであらかじめご了承ください。

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)