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白鷹禄水苑
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第十九回酒都で聴く居囃子の会

会話の妙と芸尽くしの囃子を愉しむ 
    自然居士
令和6年11月10日(日)

善と悪の対決! 
手に汗握る、スリリングな駆け引き!
主催:「西宮発・今、伝統芸能」実行委員会
協力:白鷹禄水苑
協賛:辰馬企業株式会社・白鷹株式会社
後援:西宮市・西宮観光協会・(公財)兵庫県芸術文化協会
概要
プログラム・あらすじ
開催概要・お申し込み方法

概要

会話の妙と芸尽くしの囃子を愉しむ「自然居士」

古くから芸能と縁の深い酒都・西宮の造り酒屋において、地元在住の能楽師による謡と囃子で、能特有の音楽性と言葉の美しさを楽しむ「居囃子の会」。今回は、劇的な展開に思わず引き込まれる観阿弥の傑作「自然居士」を取り上げます。
「居士」とは、出家しないまま教えを説いて衆生を教化する仏教修行僧のことです。本曲は「自然居士」呼ばれる若き反俗半僧の説経者が、わが身を顧みずに少女を人買いの手から救い出そうとする熱血の物語です。少女を取り戻そうと迫る自然居士(シテ)と、それはならんと脅しにかかる人買い(ワキ)との丁々発止のやり取りの面白さ、そして後半は人買いの求めに応じ、次から次へと芸を披露する「芸尽くし」がこの曲の魅力です。
 自然居士は、観阿弥より少し前の時代、鎌倉時代中期に活躍した実在の人物で、仏法を庶民にわかりやすく説くため、時には芸を披露しつつ説法をした、遊芸僧を呼ばれる人物だったといわれています。曲中、自然居士は「中之舞」を舞い、船の起源を語る「クセ舞」、さらには当時流行芸能の「ササラ」の真似、「鞨鼓」の舞と息もつかせず芸を見せます。シテとワキのスリリングな対峙で聴かせる会話の妙、聴きどころが連続する「芸尽くし」の囃子の面白さ、そして胸をすくような終幕と、エンターテインメント性の高さもこの曲の特徴です。当時の観客になったようなつもりでお愉しみください。
「自然居士」のような遊芸僧による説経から派生し、中世末から近世にかけて民間に流布した語り芸に「説経節」があります。第一部では、説経節の中でも特に著名で、中世の“人買い”の様子も語られる『さんせう太夫』を題材に、自然居士が活躍した時代背景について講談でお聴きいただき、曲の理解につなげます。また、やはり「芸尽くし」を見どころとする「放下僧」から、当時の俗謡の趣向を取り入れた「小歌」の部分をお聴きいただきます。冒頭は大蔵流狂言「魚説経」で幕を開けます。もと漁師のにわか出家による魚介類の名前尽くしの説経が見どころの狂言です。
 番外編として、今年も紅葉が見頃を迎え始める禄水苑庭園にて、美禄と謡を愉しむ「紅葉賀の小宴」を開催いたします。謡とともに季節の興趣を味わっていただければと思います。

プログラム・あらすじ

プログラム

《第一部》
狂言 「魚説経」           
   シテ(出家)     善竹隆平
   アド(施主)     善竹隆司

講談 「山椒太夫」 説経節『さんせいう太夫』をめぐって
旭堂小南陵  

独鼓 「放下僧」小歌                 
    謡        上田拓司
    小鼓        久田陽春子

休憩(唎酒・ワンドリンク)

《第二部》
番囃子「自然居士」                   

シテ(自然居士)     梅若基徳
ワキ(人商人)      寺澤幸祐
ワキツレ(人商人同輩)  上田顕崇
アイ(雲居寺門前の者)  善竹隆司
地謡(地頭)       上田拓司
地謡           上田宜照
地謡           上田顕崇 
笛             貞光智宣
小鼓            久田舜一郎
大鼓            大村滋二
   *本編 5時過ぎ終了予定
   
番外 ―出演者と共に― 「紅葉賀の小宴」 
 
【居囃子】  能を一曲、着座のまま囃子と謡で演ずる演能形式。
立方の動きがない簡素化された上演形式のため、純粋に謡と囃子の魅力を鑑賞することができる。居囃子の形式で能一曲を通して上演する場合は「番囃子」という。

公演終了後に出演者と共に・・・

~紅葉賀の小宴~
11月10日(日) 
17:15~18:00  白鷹禄水苑一階土間・中庭
参加費  1000円(飲み比べ二種・酒肴付き)
*当日お支払いください
紅葉が見頃を迎え始めた禄水苑の中庭で、蔵出し限定酒とともに謡を愉しむ会。出演者と語らい、その素顔に触れる貴重な機会でもありす。奮ってご参加ください!
*定員がございますので、参加ご希望の方は必ず公演チケット予約時にお申し込みください。
*悪天候その他、状況によっては中止とする場合もございます。

主な出演者

上田拓司
梅若基徳
寺澤幸祐
久田舜一郎
善竹隆司
善竹隆平
旭堂小南陵

能「自然居士」のあらすじ

都で名高い青年僧・自然居士(シテ)の説法の場に一人の少女が現れ、一枚の小袖を居士に捧げ、父母の廻向を願う。しかしそのとき、二人組の男(ワキ・ワキツレ)が現れ、少女を連れ去ってしまう。実は少女は、小袖と引き換えに、人買いに身を売ったのだった。
居士は少女を救うべく、男たちを追いかけてゆく。やがて琵琶湖岸で追いついた居士は、漕ぎ出した人買いの船に乗り移ると、少女を返せと迫る。説法の名手である居士の弁舌に、少女の返還を余儀なくされた人買いは、交換条件として芸をして見せろと言う。居士は屈辱ながらも、少女のために舞を舞い、簓を擦り、鞨鼓を打って芸を尽くす。やがて船は対岸に着き、居士は少女を伴って都へ帰るのだった。

開催概要・お申し込み方法

日時
令和6年11月10日(日)
14:30開演(14:00受付開始・開場)
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
参加費
一般5,000円(前売)、5,400円(当日)
アカデミー会員4,500円(前売)、4,900円(当日)
※蔵出し限定酒等のワンドリンク付き
アカデミー会員について
備考
全席指定(約90名)
日時
令和4年10月10日(月・祝)
14:30開演(14:00受付開始・開場)
場所
白鷹禄水苑 宮水ホール
参加費
一般5,500円(前売)、5,900円(当日)
アカデミー会員5,000円(前売)、5,400円(当日)
※蔵出し限定酒等のワンドリンクチケット付き
備考
全席指定(約90名)
※より人数を制限する等、状況によって定員が変動する場合がございますのでご了承ください。

お座席指定について

お座席指定について
全席指定席とさせていただきます。
座席数僅少のため、以下の点にご留意、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

*お申込み受付後、ご入金順に前列中央から、左右両側へ順番にお席を指定させていただきます。
*個別のお座敷指定及びお申込み時のお座席確認にはご対応できませんのでご了承ください。
*お申し込み後、当方よりお座席確保のご連絡をさせていただきますので、その後にお支払いをお願いたします。
*お支払い期限(当方よりご連絡をさせていただいた日から数え、銀行休業日も含めて7日以内)を過ぎてもご入金が確認できず、お申込み者とご連絡がつかなかった場合、キャンセル扱いとさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
*チケット番号はお座席番号でもあります。
お申し込み方法
申し込みフォームにご記入いただき予約いただいた後、お申込受付日(当方よりご連絡させていただいた日)から数えて2週間以内にお振込みをお願いいたします。振込確認後にチケットを郵送させていただきます。(銀行営業日・振り込み反映日にご注意ください)
お振込み先
三菱UFJ銀行 西宮支店
普通4608446 ニシノミヤハツイマデントウ


※恐れ入りますが、振込手数料はご負担いただきます。
※お振込み先は「白鷹禄水苑」ではございませんので、ご注意ください。
ご購入後のキャンセル、変更はできません。
※前売り券完売の場合、当日券の販売は中止させていただきます。
※万が一公演が中止となった場合、チケット代金はご返金させていただきます。
その際、お振込み時の手数料のご返金についてはご容赦願っておりますのであらかじめご了承ください。

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)