BXI Builingual System started translating.
Language
白鷹禄水苑
オンラインショップ
考古辰馬資料館

Contents

2022年後期 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」

能のふるさと逍遥

白鷹禄水苑文化アカデミー特別公開講座 2022年後期
《現地講座》
どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
近畿一円を舞台とする能を取り上げ、ゆかりの人物の足跡をしのびつつ、その物語にまつわる名所、古跡を一年を通じて訪ねます。実演もあわせた曲のわかりやすい解説とともに、折々の季節の風趣もお楽しみいただきます。

*おおむね8:30~9:00頃にバス発着所に集合、昼食をはさんで15:00頃帰路につく予定です。行程や実費経費、確定した発着地等の詳細は開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
*バス代として別途4000円~③7000円程度かかります。車中でも、先生の詳しいご講義があります。
*人数を限定し、バスは座席間隔を空けています。
*先生方を囲んでのお食事(3500円前後・当方手配)は密を避けて個室をとります。
講師
久田 舜一郎 (大倉流小鼓)
久田 陽春子 (大倉流小鼓)
受講料
1回 一般2,900円(アカデミー会員  2,500円)
※資料費込み
※保険料込み
※交通費・拝観志納料・お食事代など、諸経費は実費となります。
※どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
※アカデミー会員についてはお問い合わせください。
定員
20名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)

日程

10/1(日)
「女郎花」の舞台、男山・石清水八幡宮とその周辺
能「女郎花」は、石清水八幡宮参詣しようと立ち寄った旅僧が、男山山麓に美しく咲き乱れる女郎花を手折ろうとして老翁にとがめられるとこらから始まり、前場で秋の七草、女郎花の風情が情緒豊かに謡われる。日本三八幡の一つに数えられる石清水八幡宮では豪華謡蹟も訪ね物語を偲ぶ。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用

行程

8:50
JR 大阪駅 桜橋口改札口 集合
※集合時に食事代、バス代、拝観志納料あわせてお一人10,500円を徴収させていただきます。
9:00
貸し切りバスで大阪駅を出発
※車中で、先生のお話をゆっくりとうかがいます。
10:45
得正寺
「中将姫の寺」として有名で、本堂、開山堂、庫裡、鐘堂、宝物庫などがある。奈良時代の天平宝字3(759)年に、中将姫が3年間隠れ住んだ所に、姫に仕えた伊藤春時が草庵を結び安養庵と称したのが最初といわれる。春時は西の真砂寺で剃髪して得生、妻は妙生と名乗った。
天平19年(747年)に時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた中将姫は、13才のとき継母のため奈良の都から糸我の雲雀山に捨てられ、春時に匿われてこの地にすんだ3年の間に称賛浄土経一千巻を書写したと伝えられている。平安時代の承平のころ(931~937年)空也上人がこの地に行脚し、庵の所に一寺を建てて春時の法名に因んで得生寺と名付けた。享徳(1452年~4年)の頃浄土宗の寺となり、その後、文亀(1501年~3年)の頃山から里へと場所を移し、江戸時代、寛永5年(1628年)に今の場所に落ち着く。姫が隠れた雲雀山は寺の前方に聳える山で、その山頂が得正寺の奥之院で、中将姫本廟がある。
本堂に安置される本尊の阿弥陀如来立像のほか、寺には中将姫の作という蓮糸縫三尊、中将姫の筆という紺地金泥三部経及び称賛浄土経、国の重要美術品に認定された絹本着色の当麻曼陀羅図などがある。開山堂には永禄元年(1558年)に大和の当麻寺から贈られたとされる中将姫及び春時夫妻の座像が安置されている。
境内に桜・ツツジが多くて折々の景色も美しく、毎年5月14日の中将姫の命日に行われる来迎会式の二十五菩薩練り供養は、和歌山県の無形文化財に指定されている。
※本堂にて参拝後、中将姫と寺の縁起にまつわるビデオを視聴させていただきます。
11:15
中将姫の座像が安置されている開山堂にて、奉納演奏をお聴きします。
11:45
出発
12:00
有田みかん海道展望台
有田地域には山が多く、みかん園の70%以上が傾斜地となっているため、見事な石垣階段型の畑を見ることができる。そんな景色を堪能できる、約5.6kmの「有田みかん海道」の見どころは、みかん畑だけではなく、紀伊水道や湯浅湾が一望できる絶景スポットもある。道沿いに巨大風車もあり、間近で見ることができる。
11/13(日)
酒呑童子鬼神伝説の里、晩秋の「大江山」を訪ねる
大江山は、酒呑童子鬼神伝説の地として知られ、ここを舞台に、有名な源頼光の鬼退治を取り上げたのが能「大江山」だ。晩秋から冬の早朝には雲海が広がるという雄大な山々や、紅葉の絶景ポイントである二瀬川渓流など、「鬼」以外にも見どころが多い。大江山南麓には元伊勢内宮皇大神宮をはじめとする「元伊勢三社」が鎮座し、鬼伝説が残る大江山が、神々が住む神聖な場所でもあったことがわかる。
*JR京都駅発の貸し切りバスを利用
3/19(日)
越前味(あじ)真野(まの)に、花筐」の里を訪ねる
越前武生の味真野には、継体天皇が即位前に隠れ住んでいたという伝承がある。世阿弥はこの伝承をもとに謡曲「花筐」を創作し、味真野を舞台に、大迹部(おおあとべの)皇子(みこ)(後の継体天皇)と照日の前の悲恋を描いている。突然の別れに際し、形見として文と花籠を残され、哀しみに耐えかねた照日の前の狂態は松園の作品で知られる。越前の里に、雲上人と里の女の美しいロマンスの足跡を辿る。
*移動に京都発(予定)の貸し切りバスを利用。

講師紹介

久田舜一郎(大倉流小鼓)

1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞、2017年兵庫県文化賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。

お申し込み方法

お申し込みフォームより、事前に禄水苑までお申し込みいただき、受講料、(および非会員の方は入会金)のお振込みあるいは禄水苑カウンターにて直接お支払いください。尚、2週間以内にお支払いいただきますよう、お願いいたします。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。上記期日内のご入金が確認できず、お申込者とご連絡がつかなかった場合、ご予約いただいていてもキャンセル扱いとさせていただきますので、ご了承ください。バス等の予約手配の都合上、ご理解賜りますようお願いいたします。

(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。

(3) ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り、同年度内の他講座(同講座については下記参照)への振り替えが可能です。

(4) 開催日から数えて30日を切ってのキャンセルについては、同講座への振り替えができませんのでご注意ください。それ以前にキャンセルのご連絡をいただいた場合に限り、同年度内の空席のある同講座への振り替えも可能です。

その他

※ 行程や当日払いの実費経費、貸し切りバスについてなど詳細は、開催日の約一カ月前にご連絡いたします。
※ 貸し切りバス利用の場合、バス代として別途3,500~5,000円程度かかります。車中でも、先生の詳しいご講義があります。
※ 人数を限定し、バスは座席間隔を空けています。
※ 先生方を囲んでのお食事(3,500円前後・当方手配)は密を避けて個室をとります。
第1回・第2回に関しては午前中の解散を予定しています。

■禄水苑文化アカデミーの講座は十分な感染症対策を講じた上で開講いたします。
 詳細は「禄水苑の取り組みとお客様へのお願い」をご覧ください。

白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)