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特別公開講座  演者と巡る世阿弥【現地講座】
「世阿弥と興福寺薪猿楽」

第25回 演者と巡る世阿弥 「世阿弥と興福寺薪猿楽」


*誠に申し訳ありませんが当講座は満席となりました。
世阿弥の出自や生涯、業績をたどり、そのゆかりの地もめぐる講座です。毎回、世阿弥に関連した曲を取り上げ、訪れた現地にて、講師お二方に演者の立場から、わかりやすい解説をうかがい、謡と小鼓による演奏もお聴きします。
*前後期、年二回開講の現地講座です。前期講座で世阿弥ゆかりの地を訪ね、後期には生駒山宝山寺を訪れて、特別に寺所蔵の貴重な世阿弥関係文書を間近に拝見する予定です。
講師・演奏
謡 味方 玄(観世流シテ方)

小鼓 久田舜一郎 (大倉流小鼓方)
受講料
1回   一般4,600円 アカデミー会員4,200円
※資料費・保険料込み
※公共交通機関交通費各自負担
※食事代・拝観料・奉納演奏志納料を別途当日徴収させていただきます。
アカデミー会員についてはこちら>> 入会・受講のご案内

日程

7/12(土)
*満席となりました
第25回
「世阿弥と興福寺薪猿楽」
世阿弥は大和猿楽四座の一つ、結崎座の観阿弥の子として大和国、現在の奈良県磯城郡川西町結崎に生まれる(1363頃)。当時大和には興福寺薪猿楽・多武峰妙楽寺八講猿楽・春日若宮おん祭猿楽に参勤して翁を演じる結崎・外山・坂戸・円満井の四座があり、この三大神事に際して四座に加わる形で神事芸能を行うのが、後の観世・宝生・金剛・金春の出発点となる。中でも絶大な勢力を聖俗両界に及ぼした興福寺と強く結ばれたことは、猿楽が発展する重要な要素となった。
現在の薪能の起源となる興福寺薪猿楽は、西金堂(焼失)と東金堂での修二会に付随する神事として始まるが、その後南大門前に場所を移し、能として独立した形で完成されてゆく。世阿弥は薪猿楽に参勤するほか、応永元年(1394)の足利義満春日参詣の折には将軍宿所の興福寺塔頭一乗院で演能するなど、興福寺との縁は深い。
世阿弥の出自を語るに、故郷奈良は欠かせないが、十代後半から生涯の大半を京都で過ごした世阿弥が、60歳を過ぎて奈良を舞台とする能を次々と世に出していることも興味深い。
世阿弥演能の原点ともいえる興福寺薪猿楽や、世阿弥作とされる奈良を舞台とした作品を振り返り、世阿弥が故郷奈良にどのような思いを抱き、語っていたかを偲ぶ。

*行程や実費経費詳細は、開催日の約一カ月前に申し込み者にご連絡いたします。
*先生方を囲んでいただくお食事(3000円程度)は、当方で手配します。

行程(予定)

9:50  近鉄奈良駅 東改札口 集合 
東向商店街を通って興福寺へ
10:00 興福寺 (世界遺産)
薪能金春発祥地の碑・西金堂跡の碑
興福寺西金堂は江戸時代に火災で焼失し、現在は基壇のみが残っている。興福寺薪猿楽は、平安時代中期に西金堂修二会(しゅにえ)付随した神事として、後の金春座となる圓満井座によって催されたのが最初だといわれる。
10:10興福寺会館にて両先生によるお話をお聴きします。  
11:05 猿沢池
周囲に柳が植えられた風情のある池。もとは興福寺の瓦用の土をとっていた池といわれる。猿沢の池の月は「南都八景」に数えられる。奈良時代、帝の寵愛が衰えたことを嘆いた采女が身を投げたとの伝説も残る。
采女神社 【うねめじんじゃ】
猿沢池のほとりにある、春日大社の末社。『大和物語』によると、奈良時代に天皇の寵愛が薄れたことを嘆き、猿沢池に身を投じた采女(うねめ。身の回りの世話をする女官)の霊を慰めるために創建された。池の東南隅には采女が入水した時、衣を掛けたという「衣掛けの柳」がある。中秋の名月には、例祭「采女祭」が執り行われる。
11:20南大門跡にて寺院の方に「興福寺薪御能」についてお話をうかがいます
平安時代初め869(貞観11)年に行われた西金堂の修二会法要において、宗教的な儀式として奉納されていた芸能に始まる。次第に庶民の人気を集るようになり、鎌倉時代には西金堂(焼失して現存せず)に加え、現存する東金堂でも薪御能が行われるようになる。これに参勤していた大和猿楽四座と呼ばれる能楽の伝統流派が成立したのもこの頃である。後に薪御能は南大門(中金堂とともに6度の焼失と再建を繰り返してきたが、享保2年〈1717〉に焼失した後は再建されず、方形の基礎跡が南大門跡として再現されている。)で行われるようになり現在に至る。
今日、薪能の名称で行われる演能会は数多くあるが、本来、薪能といえば興福寺薪能のことであり、現行の薪御能はその系譜を引くものである。能楽史上、宗教的芸能としての能の始源を考えるうえで重要な位置を占める行事である。
世阿弥は薪猿楽に参勤するほか、応永元年(1394)の足利義満春日参詣の折には将軍宿所の興福寺塔頭一乗院で演能するなど、興福寺との縁は深い。
11:35中金堂
興福寺伽藍の中心になる最も重要な建物。6回の焼失・再建を繰り返したが、後享保2年(1717)に焼失し、その後は仮の金堂が建設されただけにとどまってきた。しかし2018年10月に300年ぶりに再興され落慶した。
*両先生による奉納演奏をお聴きします
12:00 自由見学
東金堂(国宝)
神亀3年(726年)、聖武天皇が伯母にあたる元正天皇の病気平癒を祈願し、薬師三尊を安置する堂として創建した。創建当初は床に緑色のタイルが敷かれ、薬師如来の浄瑠璃光世界がこの世に表されていたとされる。創建後も5回に及ぶ焼失・再建を繰り返し、現在の東金堂は 室町時代中期・応永33年(1426年)の再建。唐招提寺金堂を参考にした天平造りの建築物。内陣は本尊・銅造薬師三尊像(重文)を中心に木造文殊菩薩坐像、木造維摩居士坐像、木造十二神将像、木造四天王立像(いずれも国宝)が安置される。
国宝館 
各堂にあった奈良時代から江戸時代に至る各時代の仏像・絵画が集められ,1250年にわたる興福寺の歴史と伝統を伝えている。そのほとんどが国宝,重文に指定されている。白鳳時代の旧東金堂本尊仏頭、天平時代の阿修羅像を含む八部衆立像、十大弟子立像、鎌倉時代の天燈鬼立像・竜燈鬼立像・金剛力士立像などいずれも国宝。
12:45  国宝館東の「登大路園地」にて集合
13:00 名勝 依水園
江戸期に作られた前園と、東大寺南大門・若草山・春日奥山などを借景に明治時代に作られた後園からなる池泉回遊式庭園。古代中国の青銅器や朝鮮の高麗・李朝の磁器、日本の茶道具などを展示する寧楽美術館を併設。
土用の丑を控え、国の名勝指定の庭園にある一棟を貸し切りとして、〈鰻とろ御膳〉をお楽しみいただきます。
14:30頃  依水園にて自由解散 

行程

9:00
近鉄奈良線 生駒駅 中央改札 集合。 ※必ず時間厳守でお願いいたします。
※集合時に食事代、拝観志納料あわせてお一人4,500円(食事なし1,200円)を徴収させていただきます。
9:20
ケーブル線 鳥居前駅から宝山寺駅へ
9:25
宝山寺駅 徒歩で宝山寺へ(約10~15分)
※生駒駅集合の後、御寺までタクシーご利用も可能です。
9:40
宝山寺 宝山寺の参集殿「和光殿」広間へ
9:50
和光殿にて講義 禅竹宛世阿弥書状・禅竹自筆「六輪一露大意」を巡って
世阿弥及び禅竹自筆本を間近で拝見するとともに、講師お二方による、お話と実演をお聴きします。
12:00
中締め解散
※希望者はお寺の方の案内により獅子閣をご見学いただきます。
12:30
講師を囲んでのお食事
※仕出しをご用意いたします。
13:30頃
各自参拝後宝山寺にて自由解散 
(ケーブルは一時間に三本、20分間隔で出ています。)

生駒山宝山寺と世阿弥関連文書

真言律宗に属する大本山で、延宝六年(1678)、宝山湛海律師(1629~1716)の入山によって中興され、般若窟に弥勒菩薩を安置し、不動明王を中尊とする本堂と歓喜天を祀る聖天堂とを中心として、生駒山東斜面中腹の急傾斜地に諸堂を配する。
生駒山宝山寺が有する数々の寺宝の中で異彩を放つのが、世阿弥自筆の能本を含む金春家伝来の能楽関係の伝書で、第十五代管長隆範和上が金春宗家の兄であった縁で移管されたと伝えられる。

講師紹介

味方 玄 (観世流シテ方)

京都生まれ。父・味方健、片山幽雪・十世片山九郎右衛門に師事。KBS京都テレビ・「能三昧」監修・演出・出演。2003年新作能「待月」を制作し、脚本・演出・シテを務める。青嶂会の他、独自の舞台世界創作のためテアトル・ノウを主宰。第1回目の公演は、京都の1996年十念寺で開催。ろうそくやかがり火の光や風さえも効果的に演出された古風な形の能は好評を博した。近著に「能へのいざない」など。平成13年京都市芸術新人賞、2004年京都府文化賞奨励賞、2022年観世寿夫記念法政大学能楽賞、2023年京都府文化賞功労賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。
久田舜一郎 (大倉流小鼓)

1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞受賞。2017年兵庫県文化相受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。

お申し込み方法

お申し込みフォームにご記入の上、事前に禄水苑までお申し込み後、二週間以内に受講料のお振込み、あるいは禄水苑カウンターにてお支払いをお願いします。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。
(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。万が一ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り同年度内の他講座への振り替えも可能です。
*振替可能な講座についてはお問い合わせください。「能のふるさと逍遥」への振替は不可ですのでご注意ください。
(3) 開催日から逆算して30日以上前にのご連絡をいただいた場合に限り、後期の同講座への振り替えも可能です。

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