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白鷹禄水苑
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特別公開講座  演者と巡る世阿弥【現地講座】
「生駒宝山寺と世阿弥関係文書」

第24回 生駒宝山寺と世阿弥関係文書
-禅竹宛書簡 『佐渡状』をめぐって-


どなたでもご参加いただける講座で、入会金は不要です。
世阿弥の出自や生涯、業績をたどり、そのゆかりの地もめぐる講座です。毎回、世阿弥に関連した曲を取り上げ、訪れた現地にて、講師お二方に演者の立場から、わかりやすい解説をうかがい、謡と小鼓による演奏もお聴きします。
*前後期、年二回開講の現地講座です。前期講座で世阿弥ゆかりの地を訪ね、後期には生駒山宝山寺を訪れて、特別に寺所蔵の貴重な世阿弥関係文書を間近に拝見する予定です。
講師・演奏
謡 味方 玄(観世流シテ方)

小鼓 久田舜一郎 (大倉流小鼓方)
受講料
1回   一般4,500円 アカデミー会員4,100円
※資料費・保険料込み
※公共交通機関交通費及び食事代・拝観志納料(当日徴収)などは、別途各自のご負担となります。
アカデミー会員についてはこちら>> 入会・受講のご案内

日程

2025年 3/22(土)
第24回 生駒宝山寺と世阿弥関係
禅竹宛『佐渡状』をめぐって
生駒山宝山寺が有する数々の寺宝の中で異彩を放つのが、世阿弥自筆の能本を含む金春家伝来の能楽関係の伝書で、第十五代管長隆範和上が金春宗家の兄であった縁で移管されたものだ。現存する世阿弥自筆の能本9点の内、金春家に伝来した5点が宝山寺所蔵となっているが、そのほかに世阿弥が娘婿・金春禅竹に宛てた書簡2点が残されている。
そのうち世阿弥が佐渡から禅竹に送った、通称「世阿弥佐渡状」と呼ばれる書簡には六月八日の日付があり、佐渡配流の翌年、永享七年(1435)のものと思われる。禅竹からの「鬼の能」についての問いに答える件もあり、配流地にあって禅竹の芸に意をくだく世阿弥の姿が窺える。配流後の行方や没年にも諸説あり、依然として謎に包まれたままの世阿弥晩年の足跡を知る最後の貴重な資料を目の当たりにする。

*生駒山宝山寺様のご配慮により、当講座のために特別に貴重資料を公開いただきます。
また通常非公開の擬洋風建築の客殿「獅子閣」(重要文化財)も特別に見学させていただきます。


行程(予定)

9:00 近鉄奈良線 生駒駅 中央改札口 集合。 *必ず時間厳守でお願いいたします。
9:20 ケーブル線 鳥居前駅から宝山寺駅へ  
9:25 宝山寺駅 徒歩で宝山寺へ(約10~15分) *生駒駅集合の後、御寺までタクシーご利用も可能です。
9:40 宝山寺  宝山寺の参集殿「和光殿」広間へ
9:50 和光殿にて講義 
世阿弥自筆本を間近で拝見するとともに、講師お二方による、お話と実演をお聴きします。
12:30 講師を囲んでのお食事  *日本料理の仕出しをご用意いたします。

13:15頃 希望者はお寺の方の案内により獅子閣をご見学いただきます。
13:30頃 各自参拝後宝山寺にて自由解散 
(ケーブルは1時間に3本、20分間隔で出ています。)
獅子閣(重要文化財)

行程

9:00
近鉄奈良線 生駒駅 中央改札 集合。 ※必ず時間厳守でお願いいたします。
※集合時に食事代、拝観志納料あわせてお一人4,500円(食事なし1,200円)を徴収させていただきます。
9:20
ケーブル線 鳥居前駅から宝山寺駅へ
9:25
宝山寺駅 徒歩で宝山寺へ(約10~15分)
※生駒駅集合の後、御寺までタクシーご利用も可能です。
9:40
宝山寺 宝山寺の参集殿「和光殿」広間へ
9:50
和光殿にて講義 禅竹宛世阿弥書状・禅竹自筆「六輪一露大意」を巡って
世阿弥及び禅竹自筆本を間近で拝見するとともに、講師お二方による、お話と実演をお聴きします。
12:00
中締め解散
※希望者はお寺の方の案内により獅子閣をご見学いただきます。
12:30
講師を囲んでのお食事
※仕出しをご用意いたします。
13:30頃
各自参拝後宝山寺にて自由解散 
(ケーブルは一時間に三本、20分間隔で出ています。)

生駒山宝山寺と世阿弥関連文書

真言律宗に属する大本山で、延宝六年(1678)、宝山湛海律師(1629~1716)の入山によって中興され、般若窟に弥勒菩薩を安置し、不動明王を中尊とする本堂と歓喜天を祀る聖天堂とを中心として、生駒山東斜面中腹の急傾斜地に諸堂を配する。
生駒山宝山寺が有する数々の寺宝の中で異彩を放つのが、世阿弥自筆の能本を含む金春家伝来の能楽関係の伝書で、第十五代管長隆範和上が金春宗家の兄であった縁で移管されたと伝えられる。

講師紹介

味方 玄 (観世流シテ方)

京都生まれ。父・味方健、片山幽雪・十世片山九郎右衛門に師事。KBS京都テレビ・「能三昧」監修・演出・出演。2003年新作能「待月」を制作し、脚本・演出・シテを務める。青嶂会の他、独自の舞台世界創作のためテアトル・ノウを主宰。第1回目の公演は、京都の1996年十念寺で開催。ろうそくやかがり火の光や風さえも効果的に演出された古風な形の能は好評を博した。近著に「能へのいざない」など。2004年京都府文化賞奨励賞、2022年観世寿夫記念法政大学能楽賞、2023年京都府文化賞功労賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。
久田舜一郎 (大倉流小鼓)

1961年大倉流宗家・故大倉長十郎師に入門。京阪神を中心に能楽五流の舞台に出演、海外公演参加多数。異ジャンルの音楽とのセッションなど、能の現代性を追及する試みも積極的に行う。長女陽春子も女性では珍しい大倉流小鼓方の若手ホープとして活躍中。1998年日本文化芸術奨励賞受賞。2011年兵庫県文化功労表彰、神戸文化活動功労賞受賞。2017年兵庫県文化相受賞。重要無形文化財総合指定保持者。西宮在住。

お申し込み方法

お申し込みフォームにご記入の上、事前に禄水苑までお申し込み後、二週間以内に受講料のお振込み、あるいは禄水苑カウンターにてお支払いをお願いします。

お申し込み ≫

<お振込み先>

銀行名:三菱UFJ銀行
支店名:西宮支店
口座番号:普通5065562
口座名義:ハクタカロクスイエン

(恐れ入りますが、振り込み手数料はご負担願います)
(1) ご入金をもって正式な受付とさせていただきます。
(2) ご入金後のご返金はいたしかねますのであらかじめご了承ください。万が一ご欠席の場合、代理の方のご参加や、欠席されたご本人に限り同年度内の他講座への振り替えも可能です。
*振替可能な講座についてはお問い合わせください。「能のふるさと逍遥【日帰りバスツアー】」への振替は不可ですのでご注意ください。


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白鷹禄水苑 お問い合わせ

下記フォームまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
0798-39-0235
受付時間
11:00 - 18:30(第1・3水曜日除く)